368万の夏レシピから選出! クックパッドで多く検索されたキーワードをイチオシレシピとともに紹介
公開日:2022/6/29
ジメジメと蒸し暑い日が増えるこの時期。そしてこの嫌な季節が過ぎ去ると、今度は本格的な夏がやってくる。外に出た瞬間から体力を奪われるこの季節に欠かせないのは、やはり栄養があって食べやすく、なおかつササッと作れる料理だろう。
『クックパッドの夏レシピ2022』(クックパッド株式会社:監修/宝島社)は、月間約5600万人が利用するクックパッドで夏に検索された「人気キーワードベスト100」を、368万レシピの中から選ばれたイチオシレシピとともに紹介している。検索されたキーワードには、みんなの「夏のごはんをどうにかしたい!」という思いが詰まっているはず。そこで筆者も、本書の中から気になったものを3品ほど作ってみた。
「豚こま肉ときゅうりのペペロンチーノ炒め」(P.11)
1品目は、検索ワード3位の「きゅうり」を使った「豚こま肉ときゅうりのペペロンチーノ炒め」。まず、縦半分に切ってスプーンで種を取り、斜め切りにしたきゅうりに塩を少々ふって余分な水分をふき取っておく。あとはオリーブオイルをひいたフライパンで豚こま肉、赤唐辛子、にんにくを入れて炒め、火が通ったらきゅうりを加えて塩コショウで味を調えれば完成。
きゅうりは種を取り塩で水分を抜いておくと、炒めたときに水っぽくならずおいしく仕上がるそう。にんにくと赤唐辛子の効いたガツンとした味わいにきゅうりを組み合わせることで、程よくサッパリと夏仕様に仕上がっていた。糖質オフでペペロンチーノ味が楽しめる、という点で何となくおトク感もある一品だ。豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれているため、夏バテ防止にもぴったり!
「夏にピッタリ♪しめじとトマトのマリネ」(P.16)
2品目は、検索ワード7位の「トマト」を使った「夏にピッタリ♪しめじとトマトのマリネ」。ボウルに食べやすく切ったトマト、スライスして電子レンジで加熱した玉ねぎ、石づきを取って茹でたしめじ、酢、ハーブソルト、黒コショウを入れて混ぜ合わせ、好みで塩を加えて味を調整する。あとはオリーブオイルを加えて冷蔵庫で冷やせば完成。最後に器に盛りつけパセリを散らす。
砂糖を加えずに仕上げることで、スッキリとした清涼感を感じられる一品に。色合いも赤、白、緑と美しく、ガラスの器に盛りつければ涼しげな雰囲気も作り出せる。こってり系のメニューの箸休めとしても大活躍してくれる。副菜として、知っておいて損はないメニューだ。
「ニンニク大葉味噌ダレでサイコロステーキ風」(P.28)
最後は、検索ワード23位の「青じそ」を使った「ニンニク大葉味噌ダレでサイコロステーキ風」。塊肉を食べやすいサイズに切り、塩コショウと片栗粉をまぶしておく。フライパンに油をひき、スライスしたにんにく、赤唐辛子を加熱し、いったんにんにくを取り出してから肉を焼いていく。味噌、みりん、酒、砂糖、醤油、すりおろしたにんにくを混ぜ合わせたものを加えて絡め、火を止めて青じそとにんにくを戻し入れて混ぜれば完成。
塊肉は牛肉、豚肉、鶏肉どれでもOKとのことだったので、今回は牛肉を使って作ってみた。味噌を主軸とした味つけにたっぷりと使用しているにんにくのパンチ、青じその爽やかさがプラスされ、いくらでも食べられそうな味。片栗粉をまぶしていることでお肉が柔らかく、味がしっかり絡んでいるのも高ポイント。牛肉には吸収効率の良い「ヘム鉄」が豊富に含まれているため、汗で失われた鉄分を補給したい日にもオススメだ。
ほかにもナスやピーマン、ゴーヤといった旬野菜のレシピが満載! また、夏バテ防止食材を使ったメニューや食欲がない日でも食べやすいメニュー、簡単時短レシピなども多数紹介されている。この夏は本書を活用し、おいしく食べて暑さに負けない体を目指してみては?
調理、文=月乃雫