鼻の形は整形なしで変えられる!? 『奇跡の頭ほぐし』著者が教える「自分の手で整えられる」美鼻メンテナンス本

健康・美容

公開日:2022/7/8

鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正
鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正』(村木宏衣/講談社)

 コロナ禍ですっかり定着したマスク生活。マスクを外した自分の顔をみて、「私ってこんな顔だっけ?」と驚いたことはないだろうか。特に、自分の鼻の形に違和感を覚えた人も多いのでは。「鼻の形はそうそう変わらない」と思うだろうが、実は長いマスク生活は鼻にかなりの悪影響を与えているらしい。マスクの圧で鼻が押されたり、口呼吸が増えたことで鼻まわりの筋肉がうまく使えなかったり、口まわりの筋肉がゆるみ、鼻の下が長くなったり…。鼻まわりの印象が変わってしまった人は少なくないようだ。

 そんな人に読んでほしいのが、『鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正』(講談社)。24万部以上を売り上げた『10秒で顔が引き上がる奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)で知られるエイジングデザイナー・村木宏衣さんが、鼻のメンテナンス法を教えてくれる1冊だ。「鼻の形を整えるのに整形以外の方法なんてあるの?」と思う人も多いかもしれないが、村木さんによれば、鼻の印象はセルフケアで大きく変えられる。鼻は半分ほどが軟骨であり、筋肉やリンパも状態に大きく関与するパーツ。それらに適切に働きかけるメソッドを使えば、鼻の形を整えることができるのだそうだ。

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あなたの鼻のタイプは? あなたの鼻の「コリ&むくみ」をチェックしてみよう

 まずは自分の鼻をチェックしてみよう。鼻まわりの筋肉は運動不足になりやすく、老廃物が溜まりやすい場所。試しに以下を触ってみて、イタ気持ち良く感じる場合は、鼻にコリやむくみがあるサインだ。

●小鼻のむくみ
親指と人さし指で、小鼻と頬の接点あたりをつまむ。

●鼻の幅が広がっているか
両目頭の下に人さし指を当て、鼻を挟むように圧をかけながら上下に小刻みに動かす。

●鼻の高さが埋まっているか
目頭と鼻の間あたりに人さし指の腹を当て、上下に小刻みに動かす。

 鼻の形にはいろいろなタイプがあり、どれが正解ということはない。何よりも大切なのは、自分の鼻に自信を持てるようになること。鼻すじ、小鼻の大きさ、鼻の高さ、鼻の穴の大きさ、鼻下から唇までの距離…。自分の鼻を観察し、どうしたらもっと好きになれるかを分析してみよう。

鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正 p.17

自撮り前の30秒でも鼻を変えられる!

 村木式の美鼻矯正は30秒行うだけでも「鼻印象」が見違えるレベルになるという。たとえば、横に広い印象の小鼻が気になるという人は、小鼻まわりの筋肉がこって、鼻の幅を狭める鼻筋が使われず、ゆるんだままの状態なのかもしれない。鼻の幅に関わる筋肉をほぐした後、小鼻まわりをコンパクトに整えれば、小鼻がぐっと小さくなるのだそうだ。

 まずは両手の中指の腹を小鼻まわりの筋肉に当てた後、両方の中指を中央に寄せてから縦方向に小刻みに動かす。次に、小鼻を掘り起こすイメージで中指を内側に回転させて、元の状態に戻すという動作を繰り返す。さらに、両手の人さし指をカギ形にして、第一関節と第二関節の間の平らな部分を、鼻の骨と軟骨の境目の少し下に当てる。そのまま人さし指を内側に回転させて、鼻を挟むように圧をかけ、上下に小刻みに動かしてみよう。指を鼻すじ側にずらし、鼻の側面の中央と鼻すじのすぐ脇の2カ所でも同じように動かしてみる。両サイドから鼻に圧をかけることで、短い時間でも小鼻をスマートに矯正することができるそうだ。

鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正 p.26

鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる美鼻矯正 p.27-28

 30秒でも効果のある村木式の美鼻矯正だが、もちろん毎日積み重ねていけば、自分が納得できる「美鼻」にどんどん近づくことができる。本書では、上向き鼻、だんご鼻、にんにく鼻、ゆがみ鼻を解消するための全19メソッドを紹介。自分に合った方法を1カ月ほど試してみれば、「鼻の形を変える手段は整形だけではない」ことを実感できるだろう。

「マスク生活で鼻が低くなった気がする」「鼻すじを通したい」「小鼻を小さくしたい」「加齢とともに鼻が大きくなった」…。そんな鼻に悩みを抱えている人は、ぜひこの本を読んでみてほしい。あなたも村木さんの美鼻矯正メソッドで、自分の鼻にポジティブになろう!

文=アサトーミナミ