骨格の歪みを改善して「やわらかそうなのに引き締まっている」憧れのボディラインに!『やわハリボディメイク』で美尻美脚を目指そう
公開日:2022/8/10
ただ細かったり筋肉がつきすぎていたりするのではなく、女性らしいやわらかさを残したまま、身体を引き締めたい。とはいえ、どんなダイエットに取り組めばいいのかわからない、という方は多いのではないだろうか。
そんな悩みに解決のヒントを与えてくれるのが、『やわハリボディメイク』(高澤麗、河合克訓:著/自由国民社)。夫婦である著者らは共にパーソナルトレーナー。高澤氏自身、過去に体脂肪を減量しすぎて、女性らしい身体から遠ざかってしまった過去を持つ。
本書では女性らしい、やわらかくハリがある「やわハリボディ」を手に入れるために必要な知識とトレーニング法を紹介。ハードな運動は必要ないため、一般的なダイエットに挫折した人でも継続しやすい。
■「やわハリボディ」を作るコツは骨格の歪みを整えること
メリハリのあるボディを手に入れたいと思うと、筋トレに励みがち。しかし、自分の「骨格の歪み」を理解しないままいきなり筋トレをすると、「細いけれどO脚」や「ただ大きくて四角いお尻」など、どこか歪んだ身体になってしまうリスクがあるのだとか。
そこで、本書では、まず「ながら美姿勢」を実践し、自分の姿勢の歪みに気づくことからボディメイクをしていこうと提案している。
〈ながら美姿勢〉
①息を吸って胸を持ち上げ、肩を横に開く
②首の後ろを伸ばす
③みぞおちから恥骨までが一直線
④膝をゆるめて、太ももの骨を外回し
⑤かかとには左右均等に体重が乗り、かかとに6割、つま先に4割体重が乗る
「ながら美姿勢」にチャレンジする際は、足の間を拳1個分あけて立つのがポイント。骨盤の前側を床に対して垂直にした時、お尻の割れ目の上にある仙骨が30~35度前に倒れているかも確認しよう。
歪みを改善し、肩こりや腰痛などといった身体の不調改善も期待できる「ながら美姿勢」。実践することで自分の姿勢を見直し、美しさと共に楽に動く身体も手に入れてみよう。
■憧れの美尻美脚が手に入る「やわハリボディメイク」
スラっとした美脚とプリっとしたお尻を併せ持つ、「やわハリボディ」を作るには相当な努力がいるのでは……? そう思う方は多いかもしれないが、本書には無理なく取り組めるトレーニングが写真付きでたっぷり掲載されていて、心強い。
著者が提案する「美尻美脚」を作る3大原則はこちら。
〈美尻美脚を作る3大原則〉
①骨盤を「引き締める」こと
②股関節のインナーマッスルを「起こして」あげること
③太ももの骨を股関節に「はめる」こと
骨格の歪みは全身修正していくべきだが、まず行いたいのが「骨盤の引き締め」。なぜなら、骨盤は上半身と下半身を繋ぐ役割を担っており、骨盤と太ももの骨で股関節が形成されているから。骨盤の歪みがあると股関節の位置も変わり、太ももの骨がずれる要因となってしまうのだという。
本書内には「桃尻骨盤ワーク」と題した、骨盤を引き締めるエクササイズが多数掲載されている。「歪んだ骨盤をゆるめるストレッチ」では骨盤の歪みの要因のひとつである「仙腸関節」をゆるめ、歪みをリセットする。
「下腹部を引き締める呼吸トレーニング」では、骨盤周辺のインナーマッスル全体に刺激を与えられる。
骨盤を鍛えた後は太ももを引き締めたり、ずれた太ももの骨を股関節にはめたりするための「股関節トレーニング」も参考にし、骨格から「やわハリボディ」を作っていこう。
なお、本書にはバストアップや巻き肩解消が期待できるストレッチや、X脚、XO脚、ふくらはぎのハリを解消できる「膝下歪み改善トレーニング」なども収録されており、自分の悩みに合ったボディメイクも知ることができる。
もちろん、「やわハリボディメイク」は数あるダイエット法のひとつであり、効果や効用には個人差がある。だが、骨格から身体を整えるボディメイク法もあるのだという発見は、自身が行っているダイエットを見つめ直すきっかけになるはずだ。
ぜひ本書との出会いを機に、自分の身体を自分でコントロールする力を養い、鏡で何度も見たくなる体型を保っていってほしい。
文=古川諭香