“森茉莉語”を使うと世界が耽美になる? バタァ、スウプ、コオヒイ…【森茉莉といただく“シュウクリイム”】/ハラヘリ読書②
公開日:2022/8/26
宮田ナノ著のコミックエッセイ『ハラヘリ読書』から厳選して全6回連載でお届けします。今回は第2回です。文学作品のなかに描かれる魅力的な料理、字面だけで乙女心をくすぐるスイーツ、文字と文字の間から漂う(ように感じる)ごちそうの匂い…。本の中には、「いつか食べてみたい」と思わせる料理がたくさん登場します。『ハラヘリ読書』は、古今東西の名作に登場する美味しそうな食べものを、食いしん坊の作者独自の目線でユーモアを交えて描きます。遠い存在だった文豪や、物語の登場人物たちが、いつの間にか身近に感じられる、食欲そそる名作レビュー&エッセイです。文豪・森鴎外(もりおうがい)の長女、森茉莉(もりまり)の本を読んだあとは、頭の中が「薔薇色の世界」に?