「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門1位『薬屋のひとりごと』構成・七緒一綺先生に聞きました!「次マン」作品への想いとは?
公開日:2022/8/28
ユーザーからの投票で順位を決める「次にくるマンガ大賞」。2014年にスタートしてから毎年開催されている本アワードは、すべてのマンガファンによる推薦と投票を通して、”次にブレイクしそうなマンガ”を発掘し紹介することを目的に創設されたものです。受賞作品はさらなる注目が集まり、特にマンガ好きにとっては毎回見逃すことのできない賞となっています。
第8回目となる2022年も、エントリー総数4,787タイトル、投票総数約46万票と大きな盛り上がりを見せ、そして8月31日(水)にいよいよ今年の受賞作が発表に!
そこでダ・ヴィンチWebでは、今年の発表に先がけ、歴代受賞者の先生方にアンケートを実施。受賞作についてはもちろん、先生が思う「次にきそうなマンガ」も教えていただきました。
今回は、「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門1位『薬屋のひとりごと』(スクウェア・エニックス)の構成・七緒一綺先生です。
Q1:先生にとって受賞作品はどんな作品ですか?
「道標のような作品だと思います。
原作のストーリーやキャラクターにネームを導いてもらっている感覚が強くて、この道に進めばいいんだと、いつもどこか安心しながら作品に取り組んでいます」
Q2:受賞した時の気持ちを教えてください
「多くの人にシリーズの存在を知ってもらうことがコミカライズの存在意義だと思っていたので、嬉しい気持ちもありつつ、一つ役目を果たせたような気がして安堵しました」
Q3:受賞後、自分の作品が来たなと感じた瞬間はありますか?
「店舗で新刊を買ってくださっている方に遭遇したこと! あとシリーズ累計部数が伸びていると作品が大きくなっているのを感じて嬉しいです」
Q4:先生の思う「次にきそうなマンガ」があれば教えてください。
「すでに来ているかもしれませんが…『ヒッツ』(柴田ヨクサル:原作、沢真:作画/ヒーローズ)です!
殺し屋のお話なので当然人が死ぬわけですが、描写がどこまでもコミカルで、読むビタミン剤みたいな漫画です! 柴田ヨクサル先生の描く、クセが強いキャラクターたちとヘビーなのに思わず笑ってしまうテンポの良いネーム、ちょっと下品なところも含めて大好きです。さらに沢真先生のダイナミックで可愛い作画が、作品をよりパワフルで魅力的なものにされているなぁと…! 元気な時にもそうでない時にもつい手に取って読みたくなります」
Q5:ファンに一言メッセージをお願いします。
「原作の先生方はもちろん、読者の皆さまに導かれてここまで来ることができました。本当にありがとうございます。これからも末長くシリーズを愛してもらえるように、精一杯作品をお届けするので、待っていてください!」