「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門1位『【推しの子】』原作・赤坂アカ先生に聞きました!「次マン」作品への想いとは?
公開日:2022/8/30
ユーザーからの投票で順位を決める「次にくるマンガ大賞」。2014年にスタートしてから毎年開催されている本アワードは、すべてのマンガファンによる推薦と投票を通して、”次にブレイクしそうなマンガ”を発掘し紹介することを目的に創設されたものです。受賞作品はさらなる注目が集まり、特にマンガ好きにとっては毎回見逃すことのできない賞となっています。
第8回目となる2022年も、エントリー総数4,787タイトル、投票総数約46万票と大きな盛り上がりを見せ、そして8月31日(水)にいよいよ今年の受賞作が発表に!
そこでダ・ヴィンチWebでは、今年の発表に先がけ、歴代受賞者の先生方にアンケートを実施。受賞された作品について聞きました。
今回は、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門1位『【推しの子】』(集英社店)の原作・赤坂アカ先生です。
Q1:先生にとって受賞作品はどんな作品ですか?
「この作品によって、メンゴ先生の生活を安定させられるか。マジでここはいちばん大事だと思います。人様の時間を何年も奪っているわけですからね。
僕は『かぐや様』をやりながらだったから、ちょっと条件が違うんです。週刊連載が過酷なのを重々承知していて週刊の世界に引き込んでしまったっていう責任は、果たさなきゃいけないと思っています」
Q2:受賞した時の気持ちを教えてください
「次マンは読者アンケートみたいなところがあって、こういうマンガを評価してくれて嬉しいなと思います。何かの賞で1位になるというのは、マンガ家の心の支えになるんです。賞は心の盾になってくれます(笑)。
人から何を言われても『次マン取っとるんやぞ!』という心持ちでやれるのはデカいです」
Q3:受賞後、自分の作品が来たなと感じた瞬間はありますか?
「『エゴサ回』です。黒川あかねが自殺未遂するという……『【推しの子】』が単独でTwitterトレンド入りして、作品の方向性を決定づけた回だと思っています。
いまの読者にどういう方向性のものを投げたら刺さるのか、ちょっとわかったと思っています。でも、あれはウルトラCみたいな回だったので、今後再現するのは難しいかもしれません」
Q4:ファンに一言メッセージをお願いします。
「『【推しの子】』は“中堅アイドル編”が始まっています。より芸能界らしい展開が広がっていくので“みんなが『【推しの子】』で本当に見たかったのはこれじゃない?”っていうものを用意しています。
作品のストーリーにも大きな動きがある中で、僕らも『【推しの子】』って描いていてやっぱり楽しいんですよ。読者もアニメ関係の方も、ぜひ一緒に楽しんでもらえたらと思っております」