米Google本社社員も取り入れているフィットネス! 体重計の数字に一喜一憂せず、理想のボディを手に入れる「globody」
公開日:2022/9/10
仕事や家事で忙しく、ボディメイクにあまり時間がかけられない…。だからこそ、効率のよい方法で理想の体になりたい! そんな悩みを抱えている人の強い味方になってくれる本がある。
それが、すき間時間に行えるフィットネスプログラムを詰め込んだ『シリコンバレー式 globodyフィットネス』(Saya/講談社)。
著者は、効率的な働き方をしていることでも有名なアメリカ・シリコンバレーのGoogle本社でエクササイズの指導を務めているフィットネストレーナーのSayaさん。なんと、Appleやテスラなど、最先端企業の幹部もクライアント。現在は日本に一時帰国し、オンライン指導を行っている。
本書で公開しているのは、超多忙なビジネスパーソンを指導していく中で考案した、短時間で効率よく理想のボディを作るフィットネスプログラム「globody(グローボディ)」。
通称「glo(グロー)」と呼ばれるこのプログラムでは、食事制限はなし。自分のペースで取り組め、性別問わず、短時間で大きな効果を感じることができると著者は語っている。
1回3分の運動でOK! 健康的な心身を作る「globody」
ボディメイクには、体重管理が欠かせないと思っている人は多いはず。だが、「glo」は体重ではなく、自身が心地よい気分で健康的に過ごせるボディを作ることに重きを置いている。
特徴は、手足を動かしながら全身の脂肪を燃焼させる「ファットバーン」という大きな動きと、関節の位置をほとんど変えずに動かす「パルシング」という小さな動きを組み合わせていること。
著者によれば、人間は最大心拍数の40~60%ほどが一番脂肪燃焼しやすい状態(ファットバーンゾーン)であり、運動の強度がキツすぎると脂肪よりも糖質を燃やしてしまうという。そのため、「glo」では息が少し上がるくらいのトレーニングで効率よく脂肪を燃焼できるようにしているのだとか。
「パルシング」は医師がリハビリでも使用している、関節に負荷の少ない筋トレ。持久力のある、しなやかな筋肉を作る効果が期待できるそうだ。このふたつを組み合わせているからこそ、「glo」は脂肪燃焼と筋トレが同時に行えるのだと著者は語る。
本書で公開されているプログラムは、どれも約3分でできるものばかりなので、継続しやすい。著者は、好きなプログラムを3~4つ以上、1日2回行うことを推奨。本書には、すぐに実践できる「基本のglobody」が収録されているので、何から始めればいいのか…と迷う心配はない。
そして、形のいいヒップを作ったり、美脚を目指したりと、自分の悩みにピンポイントでアプローチできる「部位別globody」も掲載。
集中力のアップ、ストレスの軽減に効果が期待できる「メンタルglobody」も心強い味方となってくれる。
各プログラムを、会議や家事の合間などに行えば、頭がすっきりし気分がリフレッシュすることだろう。
なお、トレーニング時間を確保できない時は、プログラム内の「ファットバーン」や「パルシング」だけをすき間時間に行うのもよいのだとか。
トレーニングを行う際は、「少しキツイけれど頑張れる」状態を常に作ることがポイント。なぜなら、少しキツいからこそ、できるようになった時の達成感が増し、自己肯定感に繋がるのだと著者は話す。
最初は難しかった動きが簡単にできるようになってきます。その体の変化が自信に変わり、“自分はやればできる!”という自己肯定感につながっていくのです。体を動かすことで、気分も、そして仕事へのモチベーションも高まります。
「glo」は単に肉体改造できるだけでなく、心の健康にも効くトレーニングなのだ。本書にはトレーニングを動画で確認できるQRコードも付いており、実践しやすい。
ぜひ、継続しやすい「glo」を日常に取り入れ、心身共に健康でベストな自分でい続けてほしい。
文=古川諭香
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