2017年のスタートから、これまで3回にわたって開催されてきた「小学生がえらぶ！“こどもの本”総選挙」。2023年度に、同イベント4回目の開催が決定した。

　子どもたちに面白い本と出会える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたい――。そんな思いから生まれた「小学生がえらぶ！“こどもの本”総選挙」。第1回は2017年11月に投票受付を開始し、予想をはるかに上回る12万8055票が集まったという。翌2018年5月の結果発表時には、選ばれた本の作者を表彰する子どもたちの姿が数多くのメディアで紹介された。加えて3000店舗以上の書店が同イベントの特設コーナーを設けたり、上位にランクインした作品の紹介コーナーを作ったりと、業界全体が大きな盛り上がりを見せた。

　気になる第4回開催スケジュールは、2023年5月5日（こどもの日）に投票開始、2024年2月10日に結果発表となっている。また発表の際には例年通り多くの書店で同イベントのランクイン書籍が並ぶため、お子さんにどんな本を買ってあげればいいか分からないといった人は、ぜひとも結果発表をチェックしてみてほしい。

　今や一大イベントとなっている「小学生がえらぶ！“こどもの本”総選挙」。子どもたちは投票のために読書量を増やしたり、新たな本を手に取ってみたりと、より良い読書のキッカケにしているようだ。そして実は、同イベントに注目しているのは子どもたちだけではない。SNSなどを見てみると、ランキング結果を参考にして本選びをしている大人たちは意外と多いようだ。

　3回の開催で延べ54万9859人の小学性が投票してくれたという「小学生がえらぶ！“こどもの本”総選挙」だが、きっと第4回はこれまで以上に大きな話題を呼ぶはず。子どもたちが巻き起こすムーブメントを、楽しみにしておこう！

■「小学生がえらぶ！“こどもの本”総選挙」公式サイト

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