「迷ったら行かない」気分が上がらない誘いは、勇気を持って断ることも大切/自分を整える 手放して幸せになる40のこと

暮らし

公開日:2022/10/12

 無意識のうちに自分の行動に制限をかけ、窮屈さを感じる。本当はもっと自分の思いどおりに過ごしたいと願いながらも、どこかに不安を抱えながら生きている人は多いのではないでしょうか。

 そんな毎日から抜け出して、自分らしく幸せな人生を歩んでいくために、『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』では、著者の永松茂久さんが、多くの人が必要以上に抱え込んでいる悩みや不安など、手放すことから始まる「自分を整える」方法をわかりやすくご紹介します。

「遠慮」や「ガマン」をやめ、「しがらみ」や「見栄」を手放す方法とは――?

自分を整える 手放して幸せになる40のこと』は、あなたがもっと楽に楽しく生きていくためのヒントが詰まった1冊です。

 気の乗らない誘いは、断る勇気を持ちましょう。迷ったらストップすることが肝心。自分を犠牲にしてまで人と会う必要はありません。

※本作品は永松茂久著の書籍『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』から一部抜粋・編集しました

自分を整える 手放して幸せになる40のこと
『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』(永松茂久/マガジンハウス)

14 気分が上がらない誘いは、断る勇気を持つ

「迷ったら行かない」と決める

 人間関係において、「べきの呪縛」で苦しむ人は少なくありません。

 たとえば、気の乗らない人からの飲み会やパーティ、ゴルフの誘い。

 おそらくこれらは、誘われた瞬間に感じる自分の感覚で「本当はどうしたいのか」がなんとなくわかるはずです。

 

 この「なんとなく」を軽くみるのはやめましょう。

「行きたくない」という自分の本音と、もう少し向き合ってみましょう。

 自分の「こうしたい」と「こうあるべき」を、しっかりと差し引きしてから決める癖を身につけましょう。

 返事をするのは、その答えが出てからでも遅くはありません。

 私はこれまでの経験上、「自分が迷ったときは絶対に行かない」と決めています。

「迷ったらゴー」ではなく、「迷ったらストップ」するのです。

 

合わない人の周りにいる人とも波長が合わない

 どうしても嫌だと自分で自覚できるお誘いなら、なんらかの言い訳をつけて断ることはできます。

 しかし、「なんだか違和感がある」「なんか気が進まない」――これくらいのお誘いがいちばん自分を乱すケースが多いものです。

 波長が合わない人から誘われたとき、あなたはおそらく、その周りにいる人とも波長が合わないでしょう。

 人は似た波長の人とグループをつくります。

 その人とあなたの波長が合わないということは、その周りにいる人とも当然波長が合うはずがありません。

 こんなときは、私たちが長い間苦しめられた「コロナ」をうまく使いましょう。

 「家族の中にコロナを気にしている人がいて外出しにくい」とコロナのせいにすればいいのです。

 

ポジティブな理由で引きこもる

 人にはどうしても相性というものがあります。

 自分を犠牲にしてまで相手に合わせたとしても、得られる結果はそんなに素敵なものではありません。

 

 言葉を選ばずに言いますと、

 いまあなたが「合わない」と思っている人とは、よほどの変化があった場合をのぞいて、これから先も気が合うことはないでしょう。

 それならもっと、あなた自身の気分を上げてくれる人と会う回数を増やしましょう。

 そうした人たちとの時間でスケジュールを埋め尽くしてしまえば、いくら誘われても瞬時に相手にスケジュールを見せながら、正当な理由でお断りすることができます。

 それも自分を乱さないための1つの処世術です。

気分が自然に上がるコツ14
コロナを上手に利用して、気の乗らない誘いには乗らない

『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』を楽天Kobo(電子)で読む >

『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』をシーモアで読む >