ビックリマンチョコを“激うま”に消費できるレシピがあった! 憧れスイーツから摩訶不思議なものまで!? 【作ってみた】
公開日:2022/9/23
封を開けて欲しかったキャラクターのシールが出てきたときは子どもながらに嬉しくて、大騒ぎしていたなぁ…。何が出るかわからないドキドキを求めて、親によく買ってもらったお菓子「ビックリマンチョコ」。発売から45年経ても幅広い世代にあのドキドキを提供し続けているまさにロングセラー商品です。でもシール欲しさに大量購入した結果、本来主となるお菓子自体が食べきれないという問題が多発し、一時期社会問題にもなりました。
そんな食べきれない問題をアレンジレシピで解決しようと発売されたのが『ビックリマンチョコ激うま消費レシピ 天使編』と『ビックリマンチョコ激うま消費レシピ 悪魔編』(ともに主婦の友社)です。シンプルなアレンジだけでなく、思わず“ビックリ”してしまう摩訶不思議なものまで、初心者でも簡単に作れる各24、計48品のレシピが紹介されています。この中には人気パティシエが考案したスイーツレシピもあり、ビックリだけでなく味も保証付き!
さらにさらに、ビックリマンチョコファンなら泣いて喜ぶ、このレシピ本でしか入手できない「キラキラ天使/悪魔BIGシール」も1枚封入されていて、お得感満載の1冊になっています。
そこで今回はこのレシピ本の中から、スーパーゼウスもビックリのアレンジレシピ3品を実際に作ってみました。
1 なんで今まで気づかなかった! 「ザクザクビックリマンアイス」(【天使編】p.36)
ビックリマンチョコは、サクサク食感のウエハースにほどよい甘さのチョコレートが絶妙なバランスで組み合わされていて、毎日食べても飽きない味が魅力のひとつ。もちろんこれをそのまま食べるのもおいしいけれど、シンプルな組み合わせだけに、ほかの食材とコラボレーションすることで新たなおいしさに出会える。そんな気づきを与えてくれるのがこのレシピ。そのコラボ相手とはアイスクリーム! お店でもバニラアイスにウエハースが添えられていることがよくありますが、ここではもう一段階踏み込んでビックリマンチョコとアイスクリーム、そしてバナナを一緒に混ぜ合わせてみます。
ポイントはビックリマンチョコを砕きすぎず、ある程度の大きさを残したまま混ぜ合わせること。そうすることで、アイスクリームやバナナのやわらかい食感の中で時折感じられるビックリマンチョコのサクサク食感が良いアクセントになって、恐ろしいほどどんどん食べ進んでしまうスイーツに。なんで今までこの組み合わせに気づかなかったのか…。むしろもう普通のバニラアイスだけでは物足りなくなる1品です。
2 人気パティシエ考案! 「天上果実のビックリマングラノーラバー」(【天使編】p.10)
天使編では国内外のさまざまなコンクールで受賞歴がある遠藤泰介パティシエが考案したレシピが5つ紹介されているのですが、今回はその中でも手軽に作れるスイーツを作ってみました。作り方は数種類のナッツとオートミール、お好みのドライフルーツ、そして手で砕いたビックリマンチョコを、湯煎で溶かしたホワイトチョコレートと混ぜ合わせ、それを冷暗所で冷やし固め、食べやすくカットするだけ。見た目は市販のグラノーラバーに近いものがありますが、食べてみるとザクザクとビックリマンチョコの存在感をしっかり感じられ、少量でもかなり食べ応えのあるバーに。これは朝食や小腹が空いたときにぴったりかも。市販のビックリマンチョコもプロの手にかかれば、さらに魅力的な1品になりました。
3 度肝を抜く組み合わせ「わさみその酒盗カナッペ」(【悪魔編】p.23)
上2つは天使編で紹介されているスイーツレシピを紹介しましたが、3品目は悪魔編から。天使編は正当なスイーツレシピが多く紹介されている一方、悪魔編には正直「えっ、それ組み合わせちゃう!?」と少々心配になるスイーツ以外のレシピがあったりします。今回作ったものもそのうちのひとつ。なんとビックリマンチョコにみそとわさびを混ぜ合わせたものを塗るんです…。これはさすがにおいしくないのではと思いながらも恐る恐る食べてみると、待て待て、ビックリマンチョコの控えめな甘さとみその塩気、わさびの辛みが絶妙にマッチして、意外にも癖になるウマさじゃないですか! 見た目もなかなかオシャレで、ホームパーティーなどでオードブルとして出せば話題になること間違いなし。もしかしたらビックリマンチョコと気づかないかもしれません。これはぜひ騙されたと思って試してほしい、お酒が進むとっても大人なレシピです。
今回紹介した3品以外にも、ドリンクレシピやハロウィンスイーツといった季節に合わせたレシピなども紹介されていて1年中いつでも楽しめるレシピ本です。
おいしさの可能性無限大! 新たな魅力に出会える2冊
自分が小さい頃はビックリマンチョコを買ってもそのまま食べることしか思いつかず、確かに食べすぎるとちょっと飽きがくることも。でもそんなときにこのアレンジレシピがあれば、ビックリマンチョコ自体のいろいろな楽しみ方を知れ、もっとおいしく味わえた気がします。むしろシールのためではなく、新しい味を求めてビックリマンチョコを買うことになるかも。そんなビックリマンチョコの新たな魅力に出会えるレシピ本です。