チンパンジー100匹、ヒト100人がそれぞれ無人島で暮らすと? 経済の始まりはここから!/東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!
公開日:2022/10/25
②役割分担をしよう
想像してみてください。
ここに100人が住む島があります。
住民たちは一人ひとりが自給自足しているのではなく、みんなで協力して、役割分担をしながら暮らしています。
100人が生きていくために、必要なものが3つあります。
それは食料・モノ・サービスです。
これらを作るために、みんな働いています。
10人は農家です。
彼らは「食料×100」をつくることができます。
「食料×100」があれば、
島の100人は飢えずに生きていけます。
40人は職人です。
建物・家具・服・日用品などのモノを作っています。
40人の職人がいれば、生活必需品×100を作れます。
50人はサービス業です。
髪を切ったり、荷物を運んだり、お笑い芸人としてみんなを笑わせたりするなどして、島をより良い環境にして、100人が楽しく生きていくためのサービスを作ります。
さて、ここで質問です。
「この島にはまだ“お金”がありませんが、この島の100人はお金が無くても生きていけるでしょうか…?」