生きづらさの理由は、親の価値観や先入観を感じ取って自分を制限してしまう「親ブロック」が原因かも?/親子の法則

暮らし

公開日:2022/10/28

 そこで、親子問題の実態を知りたいと思い、2021年11月26~27日に親との関係について調査を実施しました。調査はインターネットで20歳以上60歳未満の男女を対象に行い、サンプル数は男性102人、女性1108人の合計1210人です。

 その結果は、予想の斜め上をいくものでした。

 「自分の親を『毒親』だったと感じることがありますか?」という問いに、「よくある」「たまにある」と感じた人の割合が男性で61.8%、女性で65.9%にも上ったからです(合同会社serendipity調べ)。

 そもそもアンケートの回答者は私のウェブサイトを見てくれている人たちなので、何らかの悩みを抱えていることは想像がつきます。とはいえ全体の6割以上の人が、自分の親を「毒親」と認識しているという事実には、改めてこの問題の持つ根深さを感じずにはいられませんでした。

 

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 ちなみに、調査対象者のうち「お金が貯まらない」と答えた人の割合は約70%、「将来への漠然とした不安を感じている」と回答した人の割合も50%を超えています。

 私はこの結果を見て、私自身がそうだったように、調査に応じてくれた人たちの心の中に「親ブロック」があり、それがさまざまな悩みや生きづらさの原因になっているのだと確信しました。

 「親ブロック」とは、親の発した言葉や態度から親の価値観や先入観を感じ取ってしまい、それに合わせて自分を制限するようになることを言います。

 「親ブロック」があると自分の本心を閉じ込めてしまうので、自分の本当の望みややりたいことがわからなくなります。

 たとえば、転職を繰り返したり、過剰な浪費をしたり、付き合う人が短期間で変わったりする人。そういう人には「親ブロック」がある可能性が高いです。

 親に認められている実感が持てないので、自己肯定感が育ちにくく、仕事に対してもお金の使い方に対しても主体性が持てなくなり、将来への夢を思い描きにくくなっていきます。

 また、親との関係をパートナーに投影してしまうため、パートナーシップがうまくいかないケースもあります。

 

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