生きづらさの理由は、親の価値観や先入観を感じ取って自分を制限してしまう「親ブロック」が原因かも?/親子の法則

暮らし

公開日:2022/10/28

 私自身も長い間、父との関係で形成した「親ブロック」に苦しんできました。

 今でこそ自分のやりたい仕事に邁進し、住む場所さえも自由に決められるようになった私ですが、以前は自分の人生に納得も満足もできていませんでした。欠落感を抱えてさまよい続け、どうしたら自分のからっぽな心を満たすことができるのか、見当もつかずにもがき続けていました。

 仕事がうまくいかなくて経済的にもジリ貧で、パートナーシップもうまくいかず1回目の結婚は離別に終わりました。

 しかし今では、自分自身を見つめ直し、自分の本当にやりたいことを見つけ、自分自身がこの世に生まれてきた使命をまっとうするために全力で取り組むことができています。

 

 私の場合、自分の生きづらさや人生がうまくいかない原因が、父との折り合いの悪さにあることは見当がついていました。

 私にとって重大な「父との心理的な問題」をなんとか解決したいと思い、心理学や自己啓発を学ぶようになりました。その中でも、人間行動学の権威であるジョン・ディマティーニ氏の「ディマティーニ・メソッド®」というワークを知ったことで、私の人生は急展開を見せることになったのです。

 「ディマティーニ・メソッド®」は、人生のさまざまな要素について視点を変えて見ることで先入観をなくし、ものごとをニュートラルにみられるようになるワークです。

 

 私はそれを、父との心理的な関係を改善するために使ってみることにしました。

 すると霧が晴れたように、父との関係も含め、自分の人生がクリアに見渡せるようになったのです。

 何より大きかったのは、自分自身が本当にやりたいこと・やらなければならないことに気づけた点です。

「この経験を多くの人に知ってもらい、親との関係で悩んでいる人や『親ブロック』で生きづらさを感じている人の役に立ちたい」と強く思うようになりました。

 そこで親子関係心理学を深く学び、ライフコーチとして多くの方のご相談を受けるようになったのです。

 

 自分のやりたいこと、やるべきことが明確になって、迷いなく仕事に邁進できるようになると、結果としてお金もついてくるようになりました。

 父のイメージを重ねてしまうため苦手だった目上の男性とも、自然に接することができるようになり、引き立ててもらえる機会も増えました。

 私自身が企画・運営しているオンラインコーチングプログラムに参加してくださった方の数は累計9万人を超えています。

 最近では、世界的な実業家であるイーロン・マスク氏(アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」や宇宙開発企業「スペースx」の最高経営責任者)のお母さまであるメイ・マスクさんの日本初公演で、親子関係についてのインタビュアーを努めさせていただく機会にも恵まれました。

 仕事の多くはオンラインで行っているので、「いつか住んでみたい」と思っていたヨーロッパに住み、気候に合わせてヨーロッパ内を移動。年に数か月は日本に滞在するという、「住む場所の自由」も獲得できています。

 このように人生が好転したのは、うまく「親捨て」ができたからにほかなりません。

 

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