「成功すれば幸せになれる」は誤解かも? 安定した日々を手に入れても、心の中に虚しさは忍び寄る/もう一度、チャレンジ

暮らし

公開日:2022/11/8

━「無難」や「安定」にも、虚しさは忍び寄る

 こんなふうに、ブログや本、後援会を通して幸せに過ごしていた僕でしたが、正直に言うと、ここ数年、少し気持ちは低空飛行気味でした。

 あれほど楽しかった仕事にはなんだかマンネリを感じる……。

 何不自由ない日々のはずなのに、なぜかエネルギーが湧いてこない……。

 そこで僕は、自分の心を、人生そのものを、再び引き上げようと思い立ちました。

 そうなんです。実は今、僕自身が、50歳を前にしてさらなる「もう一度、チャレンジ」の真っ只中なのです。

 

 ただ、こうした虚しさを感じる瞬間を経てみて、よかったこともありました。

 傍から見ると幸せそうに見える人、会社の中で努力してきてある程度の立場にいる人、家庭を築いて子どもにも恵まれた人、一度成功を掴んだような人―。

 そんな周りがうらやむような人生を送っている人であっても、あるとき急に楽しさが感じられなくなり、虚しさのエアポケットにはまってしまう瞬間があるということが、実感を伴って改めてよくわかったのです。

 そして、こうした方々には、何か次への希望が必要だということも。

 

 エアポケットに入ってしまうときというのは、それまでパワフルだった人でもウソのように無気力状態になってしまいます。

 僕の体験した感覚でも、ちょっとうつっぽくなってしまうというか、なぜだかやる気が湧かなくて、力のみなぎらない感じになってしまう。

 だから、その状態から少しずつ切り替えていくための方法としても、この本で述べるチャレンジへステップが必要なのです。

 

<第2回に続く>

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