「失敗したら、人生終わっちゃう」そんな呪いの言葉を刷り込んでくる、挑戦を阻む最大の要因とは/もう一度、チャレンジ
公開日:2022/11/12
大きな不満はないけれど、なんだか人生つまらない……それは人生のどこかのポイントで、「これくらいで、まあいいか」と思うようになっているのかも。
本田晃一著の書籍『もう一度、チャレンジ~つまらなくなってきた毎日を楽しくリニューアルする方法~』では、「成功する」ためのノウハウ以前に、いくつになっても恐れずに“チャレンジ”を始めるための思考法やヒントを提示。
なぜ、新たな一歩を踏み出すことに躊躇してしまうのか。本書を参考に、再び、人生を面白くするチャレンジの道を拓いてみては?
チャレンジを阻む最大のブロック(妖怪)とは?
※本作品は本田晃一著の書籍『もう一度、チャレンジ~つまらなくなってきた毎日を楽しくリニューアルする方法~』から一部抜粋・編集しました
ブロック4 〝お金の不安〟妖怪
「チャレンジにお金を費やしたせいで、生活が立ちいかなくなったら困る」
「パートナーに『生活費はどうするの?』と反対されて終わりだろうな」
「結局は今の生活を保つのに精一杯で、なりたい自分になるなんて夢のまた夢だよ」
このあたりで、最強レベルの妖怪をご紹介しましょう。
それがこの〝お金の不安〟妖怪です。
この妖怪は、チャレンジする人だけでなく、その周囲の人たちなども含めて、本当に多くの人の中に寄生しています。
ヤツらは、お金を「喜びをくれるもの」ではなく、「心配を呼び起こすもの」としてあなたにインプットし、手持ちのお金が減っていくことを極度に嫌がらせるようにコントロールするのです。
すると、みなさんの行動基準は、自分自身が幸せを感じるかではなく、「お金が増えることかどうか」や「お金が減らないことかどうか」になっていき、いつの間にかお金の魔力に取りつかれた人が出来上がっていく、というわけです。
また、この妖怪の特徴は、〝自分ないがしろ〟妖怪との相性がいいことにもあります。
あなたが「嫌なことから解放されたい」「もっと人生を面白くしたい」と思うとき、瞬時に「でもお金が一番大事だよね」とささやいて、心の声をストップさせるのです。
しまいには、「こうしたい!」「こうなりたい!」という発想すら湧いてこなくすることさえ、簡単にやってのけてしまいます。
そして、さらに恐ろしいのは、お金に対する不安は底が見えないことでしょう。
たとえば、10億円の資産がある人が事業に失敗して5億円失ったとしましょう。
でも、まだ5億円は残っています。
一般人たる僕たちであれば、「むしろ、まだ5億円もあってうらやましい」となりそうなところです。
しかし、それだけのお金持ちであっても、〝お金の不安〟妖怪に取りつかれている人は、「もう終わりだ」という方向に意識を向けさせられてしまいます。ヤツらは、お金に対する感情を掌握するのです。
このように、この妖怪は簡単にあなたの心に入り込みます。そして、特にチャレンジの場面等では「危ない!」と大声を上げて、みなさんの萎縮させるのです。