なんだか面倒くさい、好きじゃないかも――チャレンジ意欲にフタをする、心の中のブロックって?/もう一度、チャレンジ
公開日:2022/11/13
大きな不満はないけれど、なんだか人生つまらない……それは人生のどこかのポイントで、「これくらいで、まあいいか」と思うようになっているのかも。
本田晃一著の書籍『もう一度、チャレンジ~つまらなくなってきた毎日を楽しくリニューアルする方法~』では、「成功する」ためのノウハウ以前に、いくつになっても恐れずに“チャレンジ”を始めるための思考法やヒントを提示。
なぜ、新たな一歩を踏み出すことに躊躇してしまうのか。本書を参考に、再び、人生を面白くするチャレンジの道を拓いてみては?
「好きなことにチャレンジ」と意気込んだのに、ストップしてしまう要因とは…?
※本作品は本田晃一著の書籍『もう一度、チャレンジ~つまらなくなってきた毎日を楽しくリニューアルする方法~』から一部抜粋・編集しました
ブロック6 〝好きじゃないかも〟妖怪
「チャレンジしたいことだと思ってやったけど、なんか面倒くさくなってきた」
「好きなことではあるんだけど、かといって、ものすごくアツくなれるわけではない」
「ひょっとして、あんまり好きじゃなかったのかも……?」
「自分の好きなことにチャレンジしてみよう」と意気込んだのに、少しやってみたところで戸惑って「あれ?」と思ってストップしてしまう、という経験がある人は結構多いのではないでしょうか。
実はそんなときに登場して、みなさんの心をかき乱している存在がいます。
それが〝好きじゃないかも〟妖怪です。
この妖怪は、〝お金の不安〟妖怪や〝失敗が怖い〟妖怪のような、わかりやすい攻撃はしてきません。もう少し巧妙で風変りなやり方をしてきます。
それは、寄生したみなさんの心に、そこはかとない「なんだか面倒くさい感」を味わわせるというものです。
好きなことだと思ってやってみたはずなのに、「これをやるの、やっぱり面倒くさいかも……」と感じさせることで、自ら「自分のチャレンジしたいことは、これじゃなかったのかもしれない」と思わせ、チャレンジを無効化していくのです。
また、この〝好きじゃないかも〟妖怪には、あなたの「好き」に対する審査基準をどんどん上げていく、という迷惑な特技もあります。
「好きなことにはアツくなれて当然だよね」と感じさせたり、「チャレンジしたくなることって何か運命的に出会うような感じがあるんでしょ?」と思わせたりするのです。
このような「好き」や「チャレンジ」に対するステレオタイプなイメージを利用して、「だとすると、自分の興味は好きと言えるほどのものじゃないんだな……」と、チャレンジを撤退へと導きます。
こうして、ふんわりとチャレンジへの意欲を削ぎながら、やってみては撤退させるというのを繰り返させ、次第に「好きなことがわからない」「チャレンジしたいことがない」という、自分の意欲にフタをするところまで誘うのです。
みなさんが「好きなこと・チャレンジしたいことがそもそもない」と感じるとき、それはこの〝好きじゃないかも〟妖怪の仕業なのです。