世界には、死ぬことが禁じられた街がある!?/まもれる? まもれない? ルールびっくり事典

暮らし

公開日:2022/12/9

世界の国々には意味不明だったり、ありえないことを禁じたりする法律・条例がいっぱい!『まもれる? まもれない? ルールびっくり事典』(こざきゆう:文、カケヒジュン:絵/ポプラ社)では、そんな世界のびっくり法律・条例を紹介しつつ、なぜそんな法律ができたのかを時代や文化的な背景を交えながら解説します。

まもれる? まもれない? ルールびっくり事典
まもれる? まもれない? ルールびっくり事典』(こざきゆう:文、カケヒジュン:絵/ポプラ社)

住民が死ぬことを禁じる

ブラジル、ビリチバ・ミリン市のルール

まもれる? まもれない? ルールびっくり事典

 人間だれにでも、絶対に平等に訪れるものがある。それは「死」だ! そう、人はだれしも100%、死ぬ。絶対なんてこの世にはない、なんて言われても、確実に死ぬ! なのにそれを禁じちゃったルールがあるんだから、びっくりだよね。

 というのも、このルールを決めたブラジル、ビリチバ・ミリン市は、市内の墓地がいっぱいいっぱいなんだ。市内の土地の多くは熱帯雨林のため保護しなければならず、新たに墓を作れなくなったことから、このルールができたんだって。

 もし死んでしまったら、禁止されたことを破るわけだけど、本人が死んでいるので罪に問えないよね。そこで、遺族が罰を受けるのだとか。ただし、どんな罰があるのかは定かではない。

こんなルールも

国会議事堂で死んだら逮捕。(イギリス)

<第4回に続く>