学校から帰ると、徘徊する母を探す日々。現実から逃げたい思いが強くなっていく/48歳で認知症になった母⑨
更新日:2023/2/10
『48歳で認知症になった母』(原作:美齊津康弘、漫画:吉田美紀子/KADOKAWA)第9回【全20回】
いつも優しくて明るかった母が、48歳で若年性認知症に。幸せだった毎日は、学校から帰ったら徘徊する母を探し、排泄物を片付ける日々になりました。友達にも先生にも相談できず、仕事が忙しい父と協力してくれない兄、嫁ぎ先で育児に追われる姉にも頼れない…。母の世話をすることに疲れ、息子の僕のことすらわからなくなった母に怒りと悲しみが込み上げます。『48歳で認知症になった母』は、小学5年生、11歳でヤングケアラーになった原作者の実体験を綴ったコミックエッセイです。登校する僕を裸足で追いかけてきたり、学校から帰ると徘徊して家にいなかったり…。母に困らされることが多くなって、僕はイライラするように。
※この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。