憂鬱なスケジュールから開放される! ハワイの叡智「ホ・オポノポノ」
公開日:2022/12/16
スケジュールが埋まるほどに、気が滅入るのは、なぜ?
気乗りしない約束事や、苦手な相手に会う予定が数日後に迫っている。そんなときは、意識しないようにしても、だんだんと重苦しい気分になる……。これは、誰もが経験していることではないでしょうか?
あるいは、多くの予定がタイミングよく組み込まれた効率的なスケジュールができあがってくると、「うまく調整できたぞ!」と満足感を得られる反面、その詰め込まれたスケジュールを前に、ふと、追い詰められた感覚にとらわれることがありませんか?
「予定」に対する心の動きは、不思議なものです。
たとえば、親しい友人と楽しく食事をしているときに、気分が高揚して、次の会食を約束することもあるでしょう。そのときは「また会って楽しい時間を過ごしたい!」という気持ちが湧き上がってきたから約束しているのですが、いざ、その予定の日が近づいてくると、なぜか気が重くなってくるのです。
これはなぜかというと、その予定に対する期待やおそれ、目的、願望などが、無意識ながらに、ずっしりと自分にのしかかってきているからです。
気持ちを軽くするのがハワイの問題解決手法「ホ・オポノポノ」
日頃、マルチタスクをこなしている現代人にとって、スケジュール管理は切っても切り離せない重要なスキルの一つです。次々と押し寄せてくる「予定」に打ち負かされないように、あなたの気持ちを軽くするハワイの問題解決法「ホ・オポノポノ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
「ホ・オポノポノ」は、古代ハワイアンが、精神的なストレスをともなう人間関係、経済状況、健康などあらゆる問題を解決するために導き出したメンタルトレーニング法で、かつては「カフナ(Kahuna)」と呼ばれる特別な技能を持つ人だけができるものでした。
現在は、誰もが自分ひとりで、まるで呼吸をするように実践できるように改良されたため、ストレスマネージメントの手法として、世界中のさまざまな分野で取り入れられるようになりました。
自分の中にある「問題の原因=記憶」をクリーニングする
「ホ・オポノポノ」では、問題の本当の原因は、外にはなく、すべてそれを体験する人の潜在意識の中で溜め込まれた「記憶」であると考えます。そのため、アプローチをする対象は自分自身です。
やり方は簡単です。たとえば、今月のスケジュールがパッと目に入ったときに、その予定の量に圧倒されると同時に、最近の自分の疲れやすさに気分が沈む…という体験があったとしましょう。そんなときに、その自分自身に対し、「ホ・オポノポノ」のクリーニングツールである「4つの言葉」を心の中で唱えてみるのです。
・ありがとう
・ごめんなさい
・許してください
・愛しています
これが「ホ・オポノポノ」の代表的なクリーニングツールである「4つの言葉」です。
これらの言葉を唱えることによって、潜在意識の中に溜め込まれてきたネガティブな記憶が消去され、実際にネガティブを引き起こす要因そのものがなくなるといわれています。
そして、ストレスを感じるたびに4つの言葉を何度も繰り返すうちに、自分の心が落ち着くだけではなく、それに関わるスケジュールにも良い影響があらわれていきます。
日々の予定をクリーニングすれば、未来が開けてくる
このクリーニングを日常生活に取り入れられるのが『毎日を幸せにするホ・オポノポノ手帳2023』(KADOKAWA)です。この手帳は多くの方の支持を受け、2023年版で10周年を迎えました。
「ホ・オポノポノ手帳」の最大の特徴は、「ちぎって捨てられること」。1日の終わりに、心の中にひっかかっていること、印象深い人やモノ、感じた気持ちをメモ欄に書き、それをちぎり、捨て去ります。
これまで、スケジュールを確認すること自体が億劫だった人、スケジュール管理が下手だと思い込んでいる人も、まずは、自分の予定を通してホ・オポノポノを実践してみてください。
ハワイの叡智の力を借りて、あなたの2023年を、軽やかで可能性に満ちた未来にしましょう。
文=平良アイリーン