十戒は「やってしまいがちな良くないこと10選」!? 上馬キリスト教会がゆる~く解説する聖書のフレーズ集が話題
更新日:2022/12/24
聖書で有名な言葉って結局なに? どういう意味なの? そんな疑問に答えてくれる聖書のフレーズ集『人生を深める おとな聖書:教養とはこういうものだ。』(MARO(上馬キリスト教会ツイッター部)/ポプラ社)が、2022年12月14日に発売された。わかりやすい解説が好評を博し、SNS上で大きな話題になっている。
著者は、Twitterのフォロワー数10万人以上を誇る「上馬キリスト教会」。Twitterでゆるい語り口で聖書やキリスト教を紹介し、たちまち人気に。また、これまでにさまざまな切り口からキリスト教を紹介する書籍を上梓しており、代表作には『上馬キリスト教会ツイッター部の キリスト教って、何なんだ? 本格的すぎる入門書には尻込みしてしまう人のための超入門書』(ダイヤモンド社)や『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(KADOKAWA)などがある。
同書は、聖書に登場するいくつものフレーズを集めたもの。聖書に出てくるフレーズといえば、有名なものに「信じる者は救われる」「目には目を、歯には歯を」「神は超えられない試練をあたえない」「求めよ、さらば与えられん」などがある。おそらく、どこかで一度は聞いたことがあるだろう。だが聞いたことはあっても意味を知らなかったり、実は間違った意味で世の中に広まっていたりするフレーズも少なくない。同書は、そうした有名なフレーズやことばをわかりやすく解説してくれる一冊だ。
例えば聖書には、「十戒」というキリストが人間に課したルールがあり、その内容は「盗んではいけない」「殺してはいけない」といった実にシンプルなもの。しかし「~してはいけない」などと禁止のルールがわざわざ作られたのは、行ってしまった人がいたために他ならない。つまり十戒とは「人間がついついやってしまいがちな良くないこと10選」と捉えることができる、と同書で解説されている。
他にも実際の聖書での文章と、そのフレーズが作られた理由なども解説されているため、キリスト教がどのような宗教なのか、同書を読めばざっくりと理解することができるだろう。実際にSNS上でも「わかりやすくてタメになった」「なんとなく知っていた言葉にもちゃんとした意味があるのがわかって面白かったです」「この本を読んでから聖書に興味が出ました」「聖書に対する堅苦しいイメージが180度変わった」などの感想が後を絶たない。
世間はクリスマス。この機会に同書を通して、聖書の超有名な言葉をかみしめてみてはいかが?