すぐに落ち込んだり、本音が言えなかったり…「気にしすぎ」は性格のせい?/あなたの「しんどい」をほぐす本

暮らし

更新日:2023/1/20

 「気にしすぎる性格を変えたいです」「考えすぎる自分を変えたいです」とおっしゃる方はたくさんいますが、実は性格よりも「過去の何か」が関係していることが多いです。

 

 たとえば、誰かを傷つけて後悔したことがあると、相手を傷つけないように気を遣います。友達や恋人、大切な人が自分から離れていった経験がある人ほど相手の表情や反応が気になります。

 うっかりひどいことを言わないように、もう誰にも嫌われないように、相手を嫌な気分にさせないようにと、身長に言葉を選ぶようになります。

 過去にひどく傷つけられたことがあると、人を警戒するようになります。

 相手の言葉の裏を考えたり、ほめ言葉がまっすぐ受け取れなかったり。両極端な2つの気持ちが心の中で綱引きして身動きが取れなくなってしまいます。

 

 「気にしすぎ」「考えすぎ」と言われると落ち込むけれど、「こんな性格を直さないと……」なんて思わなくて大丈夫。あなたにとって気になるようなこと、考えてしまうようなことが、実際に起こっているのですから。

 どんな気持ちが出てきても、どんなに落ち込んでも大丈夫。

 まずは、自分を責めることだけやめてみましょう。それだけで、今より心や体が疲れにくくなります。

あなたの「しんどい」をほぐす本

<第3回に続く>

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