人を見てイライラ、自分にムカムカ…それは自分を守るための防衛反応かも?/あなたの「しんどい」をほぐす本
更新日:2023/1/20
必要以上に他人に気を遣ってしまう、なんだか毎日が息苦しい。ぐるぐると再生される後悔、焦りや不安、やり場のないイライラ…。そんなしんどさを抱えている人は、心がラクになる考え方を取り入れてみませんか?
『あなたの「しんどい」をほぐす本』は、心理学の観点から、「自分なんて」が「自分らしく」に変わる35の考え方を提示しています。人気カウンセラーによる“心をほぐす言葉”と、もくもくちゃんの可愛いイラストで、日々の「しんどい」がほっと和らぐような1冊です。
自分以外のみんなが輝いて見えて焦ったり、落ち込んだり…それは、あなたが何かを我慢しているからこそ。
※本作品は『あなたの「しんどい」をほぐす本』(Poche:著、もくもくちゃん:イラスト/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました
17 ふいにイライラしてしまうのは、
自分を守るための防衛反応かも?
楽しそうな人を見て無性にイライラしたり、上手に頼っている人を見て「私はひとりで頑張ってるのに……」とイラッとしたり、頼りたいのに頼れない自分にムカムカしたり、いらだっている人を見てますますイライラしたり……。
そんなふうに思う自分が嫌になったり、自分以外のみんなが輝いて見えて焦ったり、悲しくなったり、腹が立ったり、悔しくなったり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。
そう思うのは、あなたが何かを我慢しているからこそ。我慢できないからではなく、我慢強いからこそイライラするのかもしれません。
特定の言葉や行動でカチンとくるのは、「これ以上私の心に踏み込まないで」というサイン。心の中で「こっちに来ないで!」「もうやめて!」と怖くて叫んでるようなイメージです。
あなたが大切にしていた何かが侵害されそうなとき、自分の何かを否定されたと感じたときに出やすい防衛反応です。