どうせならモテたい! カッコいい大人の男性になるための立ち居振る舞いとは?
公開日:2022/12/28
カッコよさとは何か。無論、答えのない疑問である。しかし、心のどこかで「カッコよくありたい」と思う人、あわよくば「モテたい」と思う人も少なくないだろう。
そんな人たちにすすめたいのが、書籍『カッコいい大人になろう モテる男は「観察力」「共感力」「感謝力」で差をつける』(中谷彰宏/エムディエヌコーポレーション)だ。
ベストセラー「面接の達人」シリーズ(ダイヤモンド社)などを手がけた著者の中谷彰宏氏のもとには「どうしたらモテることができますか」といった相談も多く寄せられるそう。モテるための秘けつは「具体的な行動の積み重ね」だと主張する。
「好き嫌い」をはっきり主張して信頼を勝ち取る
自分を変えるなら「マインド」から。例えば、物事を判断するときに「好き嫌いを持っていて、それをきちんと言うこと」は、カッコよく、モテる大人になるための条件だという。
著者いわく、モテない人は「正しいか間違っているか」を判断基準にしてしまう。女性とレストランへ行った際、女性が「これが食べたい」と言ったとき、「何言ってるの? ここに来てそれを頼むのは素人だよ。ここに来たらこれを頼むのが正しい」と、自分の中にある「正論」をなかば「暴力的」に押しつけてしまう行為は、その一例だ。
一方、モテる人は「何が好きで何が嫌いか」を相手と共有しあい、たがいの距離を縮めていく。好き嫌いを主張するのは「いけない」と思うかもしれないが、それは「狭い道徳観の思い込み」に過ぎない。感情を伝えるのが重要だと、気づかせてくれる教訓だ。
オジサンあるある、「タメ口」で距離は縮まらない
カッコよく振る舞うための、具体的な行動とは何か。例えば、周囲への口調も、その人自身の評価を決めるポイントだ。なかには「高級レストランでは礼儀正しくても、喫茶店で働いているスタッフの人にはタメ口で話す人」も驚くことにいて、タメ口により「オレはここの常連なんだ」とアピールしているという。
いわば「オジサンあるある」であり、人によっては「初対面の女性を呼び捨て」にするケースも。そうした人は「呼び捨てにすることで距離が近づく」と、勘違いしていると指摘する。
こうした態度が試されるケースのひとつが、格式張っておらず「カジュアルなお店に行った時」だ。そこで「礼儀正しくできるかどうか」で、モテるかモテないかの差が生まれる。「馴れ馴れしくした方がモテる」というのは大きな間違いで「いつも礼儀正しい大人になろう」と著者はアドバイスする。
この他にも、オフィスでは「部下に自分から挨拶をする」、相手の「名前を覚えている」など、シチュエーションごとで具体的に、カッコよく、モテる大人になるための知識を授ける本書。意中の相手がいる人、モテない自分を変えたいと思う人に、うってつけの1冊である。
文=カネコシュウヘイ