ついに芸能人のネット炎上編完結!『しょせん他人事ですから』最新3巻に「結末に泣いた」と反響続々

マンガ

公開日:2023/1/6

しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~
しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』3巻(原作:左藤真通、作画:富士屋カツヒト、監修:清水陽平(法律事務所アルシエン)/白泉社)

 もしも自分がネット炎上やSNSトラブルの“被害者”、あるいは“加害者”になってしまったら…。決して他人事ではいられない誹謗中傷&情報開示請求のリアルドラマを描いた話題作『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(左藤真通:原作、富士屋カツヒト:作画、清水陽平:監修(法律事務所アルシエン)/白泉社)。そのコミックス最新3巻が2022年12月27日に発売された。気になる内容は…。


 同作は、電子雑誌『黒蜜』で連載中の人気リーガルマンガ。累計120万部突破(電子含む)の大ヒットを誇り、2022年8月29日に紙版コミックス第1巻が発売されるや否や、「内容がめちゃくちゃリアルで勉強になる」「今の時代に知っておいた方がいい知識が満載!」「ドラマ化してほしい作品No.1」などと瞬く間に話題に。

 物語の主要人物となるのは、誹謗中傷や炎上トラブル、晒し行為など、ネット案件を専門に扱う弁護士・保田理(やすだ・おさむ)。彼の元に訪れる相談者たちのSNSトラブルを描きながら、誰もが被害者に、そして加害者にもなり得る“現代の闇”に切り込んでいく。

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 例えばコミックス第1巻では、いわれのないガセネタで炎上して誹謗中傷の的になってしまったブロガー主婦が登場。ブログのコメント欄は荒れに荒れ、挙句の果てには電話番号まで晒され、彼女の私生活はどん底状態だった。

 そんな彼女の相談に応える形で描かれているのは、誹謗中傷を受けてから開示請求、そして民事裁判に入るまでの過程など。同時に被害者・加害者の心理状態などもリアルに描写されているのが特徴だ。

 気になるコミックス3巻では、アイドルユニットのデマ動画にスポットを当てた「芸能人のネット炎上編」がついにクライマックスを迎える。ネットの“アンチ”に復讐すべく、いろいろと動き出していた矢先、突然依頼人の妹・リホから「情報開示請求をやめたい」との電話が…。誹謗中傷に最も苦しめられた彼女がいったいなぜ…。日本中で連日の話題となってしまった炎上騒動はどのように決着がつくのか?

 早くもSNS上にはさまざまな感想が寄せられており、「結末に泣いた。よく頑張ったね」「SNSを使う若者全てに読ませたい」などと、多くの人が感銘を受けていた。

 また同作では、待望の新シリーズもスタート。「未成年者のネットトラブル」にスポットを当てたエピソードで、加害者となる中学生男子が登場する。どうやらこの男子学生がかなり問題児のようで…。

 前回に引き続き、最新刊も読み応えたっぷりの『しょせん他人事ですから』。気になる人は、ぜひこの機会に手に取ってみてほしい。