他人に依存している人はプレッシャーに弱い!? まずは覚悟を決めること/仕事・スポーツ・勉強のプレッシャーがなくなる本
公開日:2023/1/17
ここ一番の試験当日や大切な商談のプレゼン、絶対に負けられない試合を迎えたとき――。誰にとっても、心に緊張が走る瞬間があるもの。押し潰されそうなプレッシャーを感じたとき、自分の心とうまく付き合うには…?
『仕事・スポーツ・勉強のプレッシャーがなくなる本』は、日常のあらゆる場面で感じてしまうプレッシャーから自由になりたい人に向けた「プレッシャーの取り扱い説明書」。緊張や悩みに振り回されずに結果を出すための方法をわかりやすく解説しています。
日々「プレッシャー」を感じる場面に直面していませんか? あるいは「燃え尽き症候群」に陥ってしまうことはありませんか?
※本作品は森優洵著の書籍『仕事・スポーツ・勉強のプレッシャーがなくなる本』から一部抜粋・編集しました
プレッシャーは生きていくうえで避けられない存在
●プレッシャーは、さまざまな場面で押し寄せる
日々、「プレッシャー」を感じる場面に直面していませんか?
「この商談、プレゼンで結果を出さなければいけない」
「なんとしても売上を上げなければいけない」
「本番で失敗できない」
「負けられない試合を控えている」
「合格しなければいけない」
このように、プレッシャーはさまざまな場面でわたしたちを襲います。
●スポーツでは、とくにプレッシャーがかかりやすい
とくにスポーツは、「ここ一番」のシーンが多く、常にプレッシャーと隣り合わせです。優勝がかかった試合には、順位がつきますから、もっともプレッシャーがかかりやすいといっても過言ではありません。
ですから、心の有り様が、結果を大きく左右します。
ここでよく勘違いされるのですが、プレッシャーがかからなくなることが「いい」というわけではありません。
適度に緊張感がなければ、モチベーションを維持できないからです。
また、スポーツで優勝したあとや、ビジネスでトップを獲得したあと、
「次は何を目指せばいいんだろう…」
「なんだか気が抜けて力が入らなくなった…」
と「燃え尽き症候群」に陥ってしまったケースを、耳にしたことはありませんか?
結果を残してプレッシャーから解放されたにもかかわらず、目指すものがなくなったことによって、停滞してしまうということもあるのです。
一方、一番になったあとで、「追われる側」になるという恐怖から、新たなプレッシャーを抱えてしまう人もいます。
そう考えてみると、一番を目指しているときのほうが、プレッシャーなくイキイキと活動しやすいのかもしれませんね。
●プレッシャーを克服して、本番で結果を残すには?
スポーツ競技の場合は、まわりにたくさんのライバルがいる状態ですが、ライバルを意識しすぎてしまうと、いい成績を残しにくくなります。
また、自信を持てなければ、委縮してしまって、普段のパフォーマンスを発揮できません。
スポーツは、競技によってはわずか数秒間で勝敗が決まります。
このわずかな試合時間に、いままでの練習や積み上げてきたものすべてが詰まっています。
この「本番」に照準を合わせて、パフォーマンスを発揮できるかどうかは、メンタルが大きく関わっているのです。
トップアスリートの人たちは、結果がメンタルによって大きく左右される、本当に過酷な世界で生きています。
そんなアスリートの人たちを、わたしは心から尊敬しています。
本書では、トップアスリートたちのように、どんな人でも本番でしっかりパフォーマンスを発揮できるための、プレッシャーとの付き合い方について解説していきます。