プレッシャーは自己暗示で2倍3倍に? どんどん過緊張になる考え方/仕事・スポーツ・勉強のプレッシャーがなくなる本
公開日:2023/1/18
「後悔してもいいからやりきる」という発想が、人を強くする
●「後悔しないこと」を意識するのはやめよう
人は誰でも、何らかのプレッシャーを感じながら生きています。
わたしが開発したストレスクリア®心理学は、生きるためのプレッシャーから、自分を解放してあげるためのものです。
多くの心理メソッドは、
「よりよい人生にしなければいけない」
「後悔しない生き方をしよう」
と提唱している印象があります。
でも、「『後悔』しない生き方」という言葉を使うことで、じつは、「後悔」のほうに意識が向いてしまっていることがわかるでしょうか?
これは、後悔したくないというプレッシャーを、自分にかけてしまっているのと同じ状態です。
ですから、わたしは
「むしろ、たくさん後悔して死にましょう」
と言っています。
「後悔してもいい」と受け入れることが、プレッシャーの克服につながるのです。
●後悔しないためには、結果に執着せず、やりたいことをする
後悔しないためには、結果ばかり追いかけないようにしましょう。
なぜなら、死ぬときに
「わたしは、何もしてこなかった」
「人生で何も結果を残せなかった、まったく意味がなかった!」
と感じてしまうかもしれないという想像が、「恐怖」に発展するからです。
「後悔しないように、人生に意味を持たせよう」
と思うのではなく、
「後悔なんてしてもいいから、やりたいことをやろう!」
と発想を切り替えましょう。
むしろ、やりたいことをやりきれたら、後悔はしなくなるはずです。
●後悔してもいいから、やりきる
後悔しないように生きようと決めることで、「よし、がんばろう!」と思えるので、決してそれが間違っているわけではありません。
ただ、「後悔」を気にしていると、どうしても考え方は小さくなってしまいます。
・第一段階…「後悔しないように生きよう」
・第二段階…「後悔してもいいから、これをやりきろう」
「結果なんて出なくても何かをやり続けて、人生を棒に振ってさわやかに散ろう」
と概念を変えていくことで、人生がもっと豊かになっていくことを知っていただきたいのです。
「やりたいことをやりきりました!」
と言えたら、それは素晴らしいことなのではないでしょうか。
ぜひ、「後悔してもいい」と思って、やりたいことにチャレンジしてみてください。
<第4回に続く>