朝のヨーグルトは体を冷やす!? 誤った食習慣をやめて、ダイエットも効率的に/内臓を温めるという提案
公開日:2023/1/21
寒さに体が冷え切るこの季節。体や心の不調に悩んでいる。これからもずっと健康でいたい――。そう思っているなら、まずは内臓を温めてみませんか。
約30年間「冷え」を研究してきた全国冷え症研究所の所長・山口勝利氏曰く、内臓が冷えていると、代謝も免疫力も血流も上がらないのだそう。せっかく体のために頑張っても、効果が出にくかったり無駄になったりする可能性があるとか。
『内臓を温めるという提案 代謝アップ×免疫力アップ× 血流アップ』は山口氏が導き出した“内臓を温める”えりすぐりの方法がまとまった1冊。健康のために、日々のルーティンに取り入れてみてはいかが?
トマトなどの夏野菜や、南国野菜、朝のヨーグルトは体から熱を奪ってしまいます。どんなダイエット法を試してもやせなかった人は、誤った食習慣を見直してから取り組むのも一手です。
※本作品は『内臓を温めるという提案 代謝アップ×免疫力アップ× 血流アップ』 (山口勝利:著、井上宏一 :監修/アスコム)から一部抜粋・編集しました
内臓を冷やす 間違った生活習慣
最近太ってきたので、生野菜中心の食生活をしている
何気ない生活習慣があなたの健康をむしばむことも
さてここまで、内臓温度を高めることの大切さやそのための方法を説明してきましたが、日々の生活の仕方によって、内臓温度は随分と変わります。
当然ですが、冬に暖房のない部屋でずっとすごしたり、冷たいものを食べ続けたりすれば内臓温度は下がります。
このような想像のしやすいことであれば避けようもありますが、日々の生活の中で、ついついやってしまうことや体にいいと思ってやっていたことの中にも、実は内臓温度を低下させてしまうというものがあります。
内臓温度が低下していると知らないで続けているうちに、内臓温度はどんどん低下し、さまざまな不調が体に現れてしまう。
そうならないよう、この章では、やってしまいがちな「内臓温度を低下させる生活習慣」をいくつか集めてみました。
「ダイエット難民」は、内臓を温め代謝を上げれば救われる
まず、必要な栄養素を摂って健康的にやせたいと願い、昼食をカロリーの低いサラダだけなどで済ましてしまう。
これは内臓を温めるという観点でいえば×。体を中から冷やしてしまいます。
なぜなら、生野菜は体を冷やす食材の代表格だからです。
特に、トマトやレタス、きゅうり、なすといった夏野菜、それから南国でとれる野菜や果物は要注意。
夏が旬だったり、暑いところでよくとれたりするものは、水分が多いなど体を冷やす作用があるといわれているからです。
少し食べる程度なら問題ありませんが、摂りすぎると、内臓温度をどんどん下げることになります。
さらに、過度な食事制限をしてしまうと、それがストレスになり、自律神経が乱れてしまいます。
それによって、どんどん内臓温度が冷えてしまうのです。
さまざまなダイエットを試しても効果がなく、何かいいダイエットはないかと探し求めさまよっている、いわゆる「ダイエット難民」には、内臓が冷えていて、基礎代謝が低い人が多くいます。
エネルギーをためこみやすい体のため、何をしてもダイエットできないのです。
そこから抜け出したいのなら、やることは1つ、内臓を温めることだけです。
断っておきますが、決して野菜を食べるなといっているわけではありません。
体を冷やすといわれる野菜を食べる場合はせめて温めてから食べてほしいということ、極端に食べすぎないことが必要です。
体を温める野菜も多くあります。
地下にできる根菜類、にんじん、ごぼう、レンコン、イモ類などには温める力が備わっています。
野菜が好きな方はぜひ、それらの野菜を積極的に食べるようにしてください。