どうしてこうなった!? かわいすぎる“寝”パンダ写真集が登場。シャンシャン返還後にも眺めたい!
公開日:2023/1/26
昨年末、上野動物園で人気の香香(シャンシャン)が2023年2月21日に、和歌山県のアドベンチャーワールドの永明(えいめい)、桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)も同じく2月に中国へ返還されることが発表され、がっかりしている人は多いかも。でも、日本にはまだまだたくさんのパンダがいて、私たちの心を癒してくれます!
2023年1月現在日本で飼育されている13頭のパンダたちの“寝姿”を集めて話題になっているのが、『ねパンダ』(主婦の友社)。香香をはじめ、2021年6月に生まれた国内で最も幼い双子の暁暁(シャオシャオ)&蕾蕾(レイレイ)、現在30歳(人間でいうと90歳)でいちばん長生きの永明などが全員集合した、まさに永久保存版です。
こちらのパンダは、現在2歳の楓浜(ふうひん)。左ページの後ろ姿は、“ぽっわ~ん”とお尻からはみ出た尻尾が、今にもフニフニと動き出しそうでかわいすぎる! この尻尾の短さがいいのよね、ちょこんとした足も…と延々語りたくなるくらい、パンダの奇跡的な造形のかわいさをありがたく拝める1枚。
右ページは、切り株に顔を乗せる楓浜。爪は立派に生えそろっているけれど、まだまだ幼い子ども。腕の中に顔をうずめている、このあどけなさがたまらない…!! 各ページにパンダの名前が載っているので、推しを見つけたら「この顔は○○!」と当てっこするのも楽しそう。
左ページは、8歳の双子、桜浜と桃浜。パンダの上にパンダが乗っている…! かわいいものが合体すると、なぜこんなに癒されるのでしょうか…。ふわふわ×ふわふわ=最強。
右ページの楓浜は、眠そうにウトウトしている様子。じっと眺めていると、こちらを見つめているようにも見えてきて…。今にも「一緒に寝てもいい?」という声が聞こえてきそう。妄想がどこまでも広がります…。
そして、見てください、後ろから撮影された奇跡的な寝姿ショットを。はい、かわいいお尻が丸見えです。他にも、パンダの後ろ姿を捉えた写真がたくさん載っていて、筆者は「パンダの後ろ姿が大好き」という今までにない気持ちが芽生えました。
楓浜と、そのお母さんである良浜(らうひん)の親子ショットも。右の写真を見ると、お母さんの良浜のほうが楓浜に乗っかっている!?
この2頭がいるアドベンチャーワールドでは、全7頭が1つの家族。良浜は、永明との間に7度子どもを産んでいて、楓浜はその末っ子なのです。楓浜のことがかわいくて仕方がないのかも…と、また妄想。
巻末には家系図も載っているのでチェックしてみて。一覧で見ると、パンダたちの関係はもちろん、顔立ちの違いを見比べることもできて興味深いですよ。
こちらは、神戸市立王子動物園で飼育されている旦旦(タンタン)、27歳。ひなたぼっこをしながら寝てしまったみたい。ふかふかのお腹が丸見え!
この本に載っているパンダは日本の3ヶ所の動物園で会うことができますが、他の2つの園がファミリーなのに対して、旦旦は1頭で飼育されています。旦旦の安心しきった表情を見ていると、きっと飼育員さんたちと仲良く暮らしているのだろうな…と想像できて、うれしくなります。
(※現在タンタンは、体調管理のため公開が中止に。詳細は王子動物園のHPをご確認ください)。
『ねパンダ』を眺めて癒されたい
パンダが寝ている姿って、どうしてこんなにかわいいの!? かわいいだけでなく、木の間にはさまって寝る「クセつよい寝姿だ“ね”」、片足をあげたまま寝ている「ズッコケてる“ね”」など、動物園でもなかなか見られないような面白い姿や、愉快な姿も。
お気に入りの寝場所も、寝姿も、個体によってみんな違うというパンダ。中には、石の間にはさまって寝ているパンダもいて、「どうしてこうなった!?」と思いながらも、かわいくてニンマリ。癒される…。本書によれば、もともと寒い場所に住んでいるパンダは、冷たい石の上を好むそうです。そんなマメ知識もパンダ好きにはたまりません。
のんびり、まったり。気持ちよさそうにゴロゴロするパンダたち。イヤなことがあった時や、つかれた~っていう時は、『ねパンダ』を眺めて癒されたい“ね”。
文=吉田あき