ミケちゃんが暮らす「やすらぎ治療院」。お気に入りの場所と日課は?/ミケちゃんとやすらぎさん

マンガ

公開日:2023/2/17

 千葉県のマッサージ・鍼灸院「やすらぎ治療院」で暮らしている、三毛猫のミケちゃん。

ミケちゃんとやすらぎさん』は、後ろ足が一本ないミケちゃんと、オーナーのやすらぎさんの日常を丁寧に描いた感動の物語。猫と人の心の交流を描いた優しさあふれる作品を再連載でお届けします。

 言葉は通じなくても、どこか心あは通い合っている――。そんな感覚が、きっとあなたにもじんわりと伝わってくるはずです。にごたろ氏が描く、温かなタッチの絵にもご注目ください。

 やすらぎ治療院には、ミケちゃんのお気に入りの場所がいくつかあります。ハートのブランケットを敷いたベッド、待合室のソファー、窓辺…。院の看板猫として、入り口近くで外の様子も観察します!

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ミケちゃんとやすらぎさん
『ミケちゃんとやすらぎさん』(やすらぎさん、にごたろ/KADOKAWA)

ミケちゃんとやすらぎさん

やすらぎさんのご挨拶

はじめまして。千葉県で小さな治療室を営んでおります「やすらぎ」と申します。

町の公園の片隅で外猫として暮らしていた幼少時代のミケちゃん。

今では治療室の看板猫として多くの方に愛される存在になりました。

そんなミケちゃんの物語をにごたろ先生が心を込めて描いてくださり、片渕さんが素敵な写真を撮ってくださり、一冊の素晴らしい本ができあがりました。

にごたろ先生と初めてお会いした時、先生は開口一番こうおっしゃいました。

「作品を手掛けさせていただく上で、ミケちゃんの足のハンディのことはあまり強調したくないんです」

その言葉を聞いて僕はとてもうれしくなりました。「あぁ、僕と同じ考えだ」と…。

治療室に見えるご常連さんも、最初こそ片足のないミケちゃんの姿に同情しますが、何度も接していくうちにそんなことは全く気にならなくなるようです。

むしろミケちゃんの「ひまわりスマイル」に元気をもらって「いつもありがとう」と感謝される存在になっているのではないかと、僕は思っています。

片足のハンディ、外猫時代の苦労、そして突然襲いかかった病気…。

さまざまな困難も、持ち前の明るさと前向きな姿で乗り越えてきたミケちゃん。

どうか一ページ一ページ ゆっくりめくっていただいて、ミケちゃんの「心の声」に耳をすませていただければと思います。

ミケちゃんとやすらぎさん

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