「お隣なんだし、困ったことあったら言ってね」隣人の優しい言葉がしみる/赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる

マンガ

公開日:2023/3/12

 社会問題化している児童虐待。親の自覚のないままにしつけがエスカレートしていき、虐待化していくケースが報告されています。しつけと虐待の境界線を超えてしまうきっかけは、もしかしたら誰にでもある身近なものなのかもしれません。

 今回紹介するのは、第25回手塚治虫文化賞短編賞受賞作家・野原広子氏による「自覚のない虐待」を描いた『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』です。

 幼い息子と2人で新しい街に引っ越してきた希。シングルマザーの辛さを抱えながら、同い年の娘を持つ主婦・千夏と出会い、家族ぐるみのお付き合いを始める。普段は穏やかな千夏だが、どこか様子がおかしい。真夜中の大きな物音、子供の頭のアザ…。一見幸せそうに見える家庭をもむしばむ、現代の闇を描いたコミックエッセイです。

 億劫だった隣家でのお食事会。いざ行ってみるととても楽しくて…。千夏の美味しい料理とお酒、そして優しい言葉に、希は久々に肩の力が抜ける感覚を覚える。

※本作品は『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』(野原広子/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました

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第11話 お食事会

赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる

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