登山中の地震は、揺れがおさまった後も落石やがけ崩れに注意しよう/大人も知らない? サバイバル防災事典
公開日:2023/3/12
もし今、大地震が起きたらどうしますか? お風呂に入っている時、帰宅途中、そして電車が止まってしまったら――? もしもの事態に備えておけば、きっといざというときも落ち着いて行動できるはずです。
『大人も知らない? サバイバル防災事典』は、いつ起こるか分からない地震などの災害が起きた時の対処法を子ども向けにわかりやすく紹介しています。
いつどこで災害が起きたとしても慌てないために、親子で学んでおきたい知識が満載です。
登山中に地震が起きたら落石に注意。揺れがおさまっても落石は発生するので、周りに気をつけながらなるべく平らな場所へ避難しましょう。
※本作品は書籍『大人も知らない? サバイバル防災事典』(国崎信江:監修、サバイバル防災研究会:編集、森のくじら:イラスト/マイクロマガジン社)から一部抜粋・編集しました
落石やがけ崩れに注意し平らな場所へ移動する!
登山中に地震が起きた場合、石や岩が転がり落ちてくる「落石」に気をつけなければいけません。揺れている間は低い姿勢をとりながら、こちらに向かってくる落石がないか斜面を観察して注意しましょう。揺れがおさまった後も落石は発生するため、用心しながら平らな場所へと避難します。さらに、がけ崩れなどの土砂災害も起きやすくなるため、土砂災害警戒区域や土砂災害危険箇所はもちろん、急な斜面の近くからすばやく離れます。
サバイバルコラム
落石が起きたら、自分よりも下側にいる人に向かって「ラーク!」や「落石!」と叫んで知らせるのが登山のルールです。たとえ人が見えなくても絶対に大声で伝えましょう。