自分の市場価値を最大化できる人がしていることは? 『転職の思考法』著者が指南する大転職時代の思考法
更新日:2023/3/24
株式会社ワンキャリアの取締役でありながら、作家としてこれまで数多くのビジネス書を執筆してきた北野唯我氏。彼のデビュー作『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』(ダイヤモンド社)は20万部を記録し、その翌年に発売された『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』(日本経済新聞出版)はさまざまな賞で入賞を果たすほど大反響を呼んだ。
そんな数々のベストセラーを手がけた北野氏の最新ビジネス書『これから市場価値が上がる人』が2023年3月8日に発売。今作も例に漏れず、ネット上で大きな注目を集めているようだ。
同書では、働くすべての人に存在する“市場価値”をテーマに据えている。ここで言う「市場価値」とは“成果”に繋がる自分の強み。「この分野なら誰にも負けない知識と方法論を持っている」「この実績があるから新しい商品やサービスを生み出せる」「この業務のために最適な人材を集めることができる」などが一例で、自分が得意な仕事、あるいは自分にしかできない仕事で成果を上げることが自身の市場価値に繋がっていくのだという。
この市場価値を高めていけば、自分の価値も上がり、「働きたいところで働ける」という自由も手に入る。ひいては働くことも楽しくなるそうだが、問題はその方法…。「仕事ができる人」「強みを伸ばせる人」になるためには、どうやって日々の仕事と向き合っていけばいいのだろうか。
その答え、もとい答えのカギを握るのが同書である。『これから市場価値が上がる人』には、転職、就活、人生設計に悩むビジネスパーソンための“市場価値を高める方法”が綴られており、働くすべての人の“強み”が見つかる41の思考法を全5章に分けて説明している。
たとえば第1章「なぜあなたは市場で評価されないのか」では、市場価値が高い人の共通点について言及。働くうえでの基本的な考え方に触れつつ、優秀なビジネスパーソンの定義とは何か、優秀なビジネスパーソンは何に価値を置いているのか、どうすれば新しい「天性」に気づけるのか、などに着目している。若い世代は「働くこと」についての指針として、自身のキャリアに悩んでいる人は初心に帰る良いきっかけになるかもしれない。
他にも第2章では「『悩み』を『強み』に変える思考法」、第3章では「市場価値を最大化できる人は『これ』をやっている」などが綴られており、幅広い年代の“気づき”になる情報が満載。
実際にSNS上でも「信頼と信用の違い、失敗を前提に人生を考える視点など、とても参考になった」「『天才を殺す凡人』の北野さんが書いているので読みました。市場価値の考え方をこれからの転職に活かしたいと思います」「さすが北野唯我という感じの内容。いろいろなことに気づかされる」などの感想が寄せられ、多くの人が“ためになった”と実感しているようだ。
年齢問わず、働くすべて人に贈りたい『これから市場価値が上がる人』。大転職時代である今こそ、同書を通して「スキル」と「思考」を更新してみてはいかがだろうか。