保育園での爆笑エピソード、家事の夫婦分担におけるトラブル。家庭の「あるある」を描いた人気漫画5選
公開日:2023/3/27
育児や家事でドタバタな日常を送っていると、目の前に広がっているものとは違った世界に逃げたくなったり、しんどい日々に共感してくれる相手がほしくなったりする。そんな頑張る主婦におすすめしたい、家庭や暮らしをテーマにした漫画を5作品紹介。隙間時間や寝る前などに手に取ってほしい。
- このまとめ記事の目次
- ・赤ちゃんに転生した話
- ・赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる
- ・実録 保育士でこ先生
- ・わたし、今日から「おひとりさま」
- ・子育てしたら白目になりました
育児の知識も収録! ブラック企業で倒れた成人男性が赤ちゃんに転生!?
『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)はブラック企業で過労死した成人男性が大人の意識を持ったまま赤ちゃんに転生するという斬新なストーリー展開。ギャグ漫画でありながら、子育てにまつわる知識や子どもへの向き合い方も学べ、心強い。大人の頃とは違い、思い通りにならない小さな体で奮闘する主人公。その姿に触れると、我が子のわんぱくさを許す余裕も生まれるかもしれない。子育てで心が折れている世の親御さんに、ぜひ読んでほしい一作だ。
引っ越し先で親しくなったシングルマザーに隠された“闇”にゾクリ
親だって完璧な人間ではない。我が子に優しくなれない日もある。そんな日にこそ開いてほしいのが『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』(野原広子/KADOKAWA)。本作のテーマは「自覚のない虐待」。息子と新しい街に引っ越してきたシングルマザーの希は同い年の娘を持つ主婦・千夏と親しくなる。だが、千夏の家は真夜中に大きな物音がするなど、どこか様子がおかしい。じわじわと千夏への違和感を強めていく希が辿り着く衝撃的な真実は、あなたの胸にどう響くだろうか。
あるあるが満載!おちゃめな保育士と無邪気な園児たちに癒される“保育園物語”
子どもは、大人がどこかで失ってしまった視点で物事を見て、日常を楽しんでいるもの。『実録 保育士でこ先生』(でこぽん吾郎/KADOKAWA)には、そんな子どもの無邪気さが溢れていて元気を貰える。本作は、保育士をしていた作者の体験談をもとに描かれた実話ベースのコミックエッセイ。純粋無垢な園児たちの日常には、予測不可能な出来事がたくさん。おちゃめで愛されキャラの作者が、保育園あるあるにどう向き合っていたのか、ワクワクしながら楽しんでほしい。
予想外の展開にびっくり!夫から離婚を言い渡された妻が抱える“秘密”とは
まさか、そんな展開になるなんて……。そう驚愕し、たった1ページで主人公・泉の見え方が変わるのが、『わたし、今日から「おひとりさま」』(きよね駿/祥伝社)。泉は夫から一方的に離婚届をつきつけられ、行き場を無くす。夫についていくという娘に寂しさを感じながらも泉は単身上京し、高校時代の友人宅に居候。週末だけ会える娘との時間を心の支えに生きるが、実は泉には”ある秘密”が……。予想の斜め上をいく真実に、あなたもきっと息をのむはず。
育児の大変さに思わず白目! 慌ただしい日々に絶句する心理カウンセラーの日常
育児がこんなにも大変なものだったとは知らなかった……。そんな驚愕が詰め込まれている『子育てしたら白目になりました』(白目みさえ/KADOKAWA)に、子育てママは共感必至。精神科で心理カウンセラーとして働く著者は年子の母。時間や家事、子育てに追われ、白目をむきながら慌ただしい日々をなんとかこなす姿に、つい自分を重ねてしまう。単行本にはここでしか読めない「嫁姑問題」も収録されているので、そちらも要チェックだ。
たとえ誰からも労られなくても家庭や子どもを守るあなたは偉い。だからこそ、漫画を通して他人の家庭を知ったり子育てあるあるにクスっとしたりし、自分を満たす時間も大切にしてほしい。これらの作品との出会いが、頑張る主婦にとって明日を乗り切る活力になることを願う。
文=古川諭香