人間の感情の数は、全部で27種類!?/からだのなかのびっくり数事典
公開日:2023/4/25
大人気「びっくり事典」シリーズ最新刊『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり数事典』(こざきゆう:文、加納徳博:絵、奈良信雄:監修/ポプラ社)。 今回は体にまつわるおどろきの「数字」を紹介! 「初めて会う人が好きかどうか決まるまでわずか1000分の1秒!?」「人間の感情の数は27種類」など、からだにまつわるさまざまな数字。雑学として思わず誰かに教えたくなること間違いなし!
※本作品は『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり数事典』から一部抜粋・編集しました
人間の感情の数は27種類
「喜怒哀楽」という言葉がある。よろこび、怒り、悲しみ、楽しみの4つの気持ちを指すけど、人のいろんな感情を全部ひっくるめた言葉でもある。そりゃ、ほかにも怖いとか、うっとりとかあるし、決して感情が4つしかないのではないけどね。
それなら、いったいいくつの感情があるのか……といえば、アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校の研究結果によれば、27種類だ。
これは、男女800人以上に、赤ちゃんの姿やさまざまな景色など2185本の短い映像から30本を見せる。そしてどんな感情になったのかを答えてもらう研究だった。
すると、もともと人には主に6種類の感情(よろこび、怒り、悲しみ、きらい、怖い、びっくり)があるとされたものが、もっと細かく、ワクワクや満足、不安、夢中など、27種類に分類することができたんだ。
27の感情は、それぞれが単独にあるのではなく、「面白くて満足」や「退屈で不安」のように、ほかの感情との組み合わせになっていることもわかった。ということは、組み合わせのバリエーションによっては、さらにたくさんの感情があることになりそうだね。
悲しみの感情はほかの感情より長く続く
ベルギーのルーヴェン大学で、27種類の感情のうち、何がいちばん長く続くかを調査した。その結果、悲しみは120時間でもっとも長かったんだ。きらい、はずかしいは30分ほどでもっとも短かった。つまり、悲しみはきらい、はずかしいより240倍も長く続く感情なのだ。