コーヒーを1杯飲むと運動量がふえる!?/からだのなかのびっくり数事典
公開日:2023/4/26
大人気「びっくり事典」シリーズ最新刊『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり数事典』(こざきゆう:文、加納徳博:絵、奈良信雄:監修/ポプラ社)。 今回は体にまつわるおどろきの「数字」を紹介! 「初めて会う人が好きかどうか決まるまでわずか1000分の1秒!?」「人間の感情の数は27種類」など、からだにまつわるさまざまな数字。雑学として思わず誰かに教えたくなること間違いなし!
※本作品は『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり数事典』から一部抜粋・編集しました
コーヒーを1杯飲むと、1日600歩の歩数がふえる
きみはコーヒーを飲んだことがないかもしれないけど、コーヒーを飲むとからだにどんな影響があるかを調べる研究は多い。そのひとつに、運動量がふえるというものがある。
これは、アメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校が、健康な男女100人を対象に調べたもの。
ふだんからよくコーヒーを飲む人は、飲まない人よりも、1日に歩く歩数が、約600歩も多かった。となると、運動量がふえて、健康によい面もある。
しかし、この研究ではコーヒーのよくない面もわかった。コーヒーを飲む人は飲まない人より、ひと晩の睡眠時間が平均36分も減っていたという。これは、神経に何らかの影響をあたえていると考えられている。
う~ん、飲むのはよいのか悪いのか。
人が見わけられる色の数は約160色
人の目には、見ているものがどんな色なのかを感じる、錐体細胞というものがある。
これには3種類あって、それぞれ、赤い光、青い光、緑の光をとらえる性質をもっている。この3つの色は「光の3原色」とよばれ、それぞれの色が組みあわさることで、いろんな色をつくりだすことができる。つまり、3種類の錐体細胞で、あらゆる色を感じとることができるんだ。それによって人の目の網膜は、約700万種の色に対応できるという。
とはいえ、人が見わけることができる色には、じつは限りがある。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫という、虹に見られる7色を基本に、それぞれの中間色を合わせた約160色ほどなんだ。
<第6回に続く>