ハーバード、イェールなど、海外の大学に進学した人たちの勉強法には、8つの共通点があった! 「世界で使える英語」を身につける秘訣
公開日:2023/4/19
コロナ禍が収束しつつあり、海外からの観光客や留学生も増え始めている今日この頃。今後ますますグローバル化が進んでいくと予想される中、「子どもにも英語力を身につけさせたい」と考える保護者は少なくないだろう。しかしどうやって? 何から手をつければいいのかわからない…と頭を悩ませる人も多いはずだ。
2023年4月12日に発売された『海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか』(加藤紀子/ポプラ社)では、「世界で使える英語」を身につける学術的に正しい“12の秘訣”を紹介。海外の大学に進学した10名の英語学習法をひもとき、「英語はどう学ぶのか」「どうすれば世界で使える英語が身につくのか」などの疑問を追求している。
著者は、17万部を超えるベストセラー『子育てベスト100』の生みの親・加藤紀子氏。教育分野を中心にさまざまなメディアで取材・執筆を行っており、今回発売された同書でもあらゆる専門家にアプローチし、「英語力を飛躍させるコツ」や「日本人が英語を身につける利点」などについて言及している。
しかしあくまで同書のメインとなるのは、海外の大学に進学した人たちの英語学習法。しかもインタビューを受けた人の多くは、幼い頃から英語にどっぷり浸かれる環境にいたわけではない。日本で生まれ育ち、高校までインターナショナルスクールではない日本の学校で教育を受け、そこで身につけた英語力で進学した人たちばかりだ。
ではそんな彼ら、彼女らは留学に先立ち、どのように英語の勉強を進めてきたのだろうか。同書では、海外大学への進学者の話から見出した8つの共通点が綴られている。
その1つとして紹介されていたのは、記憶に残る「英語は楽しい」という経験。今は小学校3年生から英語の授業が始まり、5年生からは教科として成績もつく。そのため教師は「できたかできていないか」に焦点を当てた指導を行い、親もテストの結果に一喜一憂しがち。すると子どもはあっという間にやる気を失くしかねない。
つまり大事なのは、幼少期に英語嫌いになるような体験をさせないこと。できる・できないは一切気にせず温かく見守ることが大切だそうで、子どもがまだ小さいという人は、英語の絵本を一緒に楽しむこともオススメだという。
もちろんここまでの話は一部にすぎない。ほかにも「小中高と日本の学校で教育を受けることのメリット」や「言葉の『壁』を乗り越えるためのマインドセット」などについても詳しく言及しているほか、「英語はいつから始めるべき?」といったコラムも掲載されている。
実際に同書を手にとった人からは、「海外進学者のリアルな声が聞けてよかった!」「やっぱり思い切ってその環境に飛び込むことが重要なんですね」「機械翻訳の機能が高まっても、やはり英語学習の意義がなくなる訳ではない。学んでおいて損はない!」などと絶賛の声が。
自身が英語を身につけたい、もしくは子どもに英語を身につけさせたいと思う親ごさんは、その第1歩として『海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか』を読んでみてはいかがだろうか。