リストラ&離婚で家を手放し、蔵書を売る日々。自分の一部だった本が少しずつ売れていく/モノローグ書店街
公開日:2023/5/25
いつも立ち寄る本屋のあの店員さんは、実はこんなことを考えている!? 書店員の心の中が覗けたら、本屋に行くのがもっと楽しくなりそうですよね。
今回ご紹介するのは、書店を舞台にした群像劇コミック『モノローグ書店街』。小坂俊史さんによる、街に暮らす普通の人たちを描いた「モノローグ」シリーズ第4弾です。
登場するのは24時間営業の大規模書店から町の小さな本屋さんまで、さまざまな書店で働く店員たち。働く環境も年齢も違う書店員たちの何気ない日々とつぶやきに、クスッとなってしまう1冊です。
リストラと離婚を経て家を手放すことになった篠部は、店舗兼住居を借りて蔵書を売ることにしました。自分の一部だった本が、徐々に売れていくときの気持ちは複雑です。
※本作品は『モノローグ書店街』(小坂俊史/竹書房)から一部抜粋・編集しました