古くから村に伝わる雨乞いの儀式。お供え物をして祈ると、現れたのはねこ?【ねこが顔を洗うと雨が降る】/ねことわざ⑦
公開日:2023/5/19
『ねことわざ』(ぱんだにあ/KADOKAWA)第7回【全10回】
「ねこにこばん」「ねこの手も借りたい」「ねこは三年の恩を三日で忘れる」など、昔から使われていることわざや慣用句の中には、「ねこ」が用いられるものが多くあります。けれど、言葉の意味合いは時代によって変わるもの。現代を生きるねこの価値観で新たな解釈をしてみたら…ことわざや慣用句も昔とは違った意味になるかも!?「ねこ」のかわいさで「ことわざ」の意味を再解釈する、次世代のことわざ学習コミックです。
ねこが顔を洗うと雨が降る
「ねこが顔を洗うと雨が降る」は、ねこの習性と天気を結びつけた言葉です。「食べた後に横になると牛になる」のような戒めを兼ねた比喩表現ではなく、実は気象予報士が認めるくらい信憑性のある表現なのです。諸説あるそうですが、ねこは湿気の多さを感じ取るとヒゲがむず痒くなるので、雨が降る前は顔を洗っているような仕草をするのだとか。