「自分の居場所はここじゃない」夜11時に家を出たものの…/認知症が見る世界 現役ヘルパーが描く介護現場の真実
公開日:2023/5/16
多くの人は、健康で長生きしたいと願っているでしょう。しかし、年をとれば体や頭の働きが衰え、介護が必要になることもあります。今、自分がどこにいて何をしているのか分からない。何で怒られているのか分からない。そんな“認知症の世界”を想像したことがありますか?
『認知症が見る世界 現役ヘルパーが描く介護現場の真実』は、周りにいる家族からの目線ではなく、認知症患者自身がどのように感じているのか、現役ヘルパーから見た認知症患者の心の中の不安感や恐怖などを描いた作品。話題となった前作『消えていく家族の顔 ~現役ヘルパーが描く認知症患者の生活~』に続く第2弾です。
認知症患者たちの不安・恐怖・孤独感にあふれた心の内を覗いてみてください。
加藤さんは、デイサービスからすぐに帰りたがる。家に帰ってからも、自分の居場所はここじゃないと感じて、夜の11時に外へ出てしまった。
※本作品は『認知症が見る世界 現役ヘルパーが描く介護現場の真実』(吉田美紀子:漫画、田口ゆう:原作/竹書房)から一部抜粋・編集しました
この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。