“余命0日”涙を流すと死んでしまう男子高生と泣き虫のヒロインが出会ったら…? 累計30万部突破の「よめぼく」シリーズ最新作も衝撃のラストに涙必至!
更新日:2023/6/9
たった5ml、小さじ1杯分の涙を流しただけで命を落としてしまうとしたら、あなたはどんな人生を送るだろうか――。2023年6月6日に発売された『余命0日の僕が、死と隣り合わせの君と出会った話』(森田碧/ポプラ社)は、涙を流すと死んでしまう男子高生の物語。泣きたくても泣けない主人公と、泣き虫なヒロインが紡ぐまさかのラストに、きっと涙を流さずにはいられないだろう。
「よめぼく」シリーズは10代を中心に大ヒットしている人気文庫で、累計発行部数は30万部を突破。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』でデビューした森田碧氏は、その後『余命99日の僕が、死の見える君と出会った話』と『余命88日の僕が、同じ日に死ぬ君と出会った話』を上梓しており、今回発売された最新作はシリーズ4作目にあたる。余命一年、余命99日、余命88日ときて、ついに今作で“余命0日”となった。
著者が紡ぐ美しい心情表現や切なさ満点のストーリー展開は、多くの読者の心を掴んで離さない。これまでも新刊が出るたびに話題を集め、SNS上には「どんな時も人を想い、思いやるあたたかくも切ない心の動きに感動する」「最高に切ない期限付きラブストーリー。どれをとっても神作しかない」「よめぼくシリーズはガチで泣ける」「冗談抜きで涙なしでは読めません」「儚い美しさと優しさを感じる、究極の純愛小説」といったコメントが寄せられていた。
物語の主人公は、小さじ1杯の涙を流すと命を落としてしまう病「涙失病」を患っている高校2年生の瀬山慶。彼は小さい頃から感情を動かさないようにしつけられたため、人間関係も薄く、無感動な人間になってしまった。映画を見ても、本を読んでも感動できない物足りない日々に飽き飽きし、瀬山は1年以内に涙を流してつまらない人生に終止符を打とうと決意する。
そんな人生を終わらせたいと願う瀬山の前に現れたのは、図書館で本を読んで号泣していたクラスメイトの星野涼菜。彼女が読んでいた本を借りたことがきっかけで、瀬山は旧“感涙”部にして現“映画研究”部へと入部することに。星野と一緒に泣ける映画鑑賞や熱いスポーツ観戦をすることになるのだが、彼女も彼女で何やら秘密を抱えているようで…。
物語の内容はさることながら、思わず目を奪われる小説の表紙にもぜひ注目したいところ。デザインを手がけるのはイラストレーターの飴村氏で、表紙に一目惚れして“よめぼく”シリーズを手に取る人も少なくない。なお今作では、初回搬入限定できらきらホログラムカバーがついてくるそうだ。
母親が亡くなって以来、何をしても泣けなかった瀬山と、泣き虫ですぐにボロボロと涙をこぼす星野。正反対の2人が出会うことで、どのような物語が生み出されるのか。そして涙なしでは迎えられない衝撃のラストとは…? 物語の結末はぜひご自身の目で確かめてみほしい。