豪華な設備に、ホテルのような部屋。憧れのタワマンで“幸せな生活を満喫する”はずだったのに――。

　九州から念願の東京転勤が叶い、憧れだったタワマン（低層階）の部屋を購入した渕上家。専業主婦の舞は初めての東京暮らしに戸惑いながらも、息子・悠真の野球チームを通して同じタワマンに住むママ、バサバ系バリキャリウーマン・瀧本香織（中層階在住）とボスママ的存在のエリート駐在妻・堀恵（高層階在住）のふたりと交流を深めていく。

　同じタワマンの低・中・高層階に住む家族の虚栄と内情。そこから見えるのは救いか、絶望か――。

　低層階と高層階、専業主婦とバリキャリ、子どもの学力、夫の職業など、さまざまな軸で見えない競争意識に駆り立てられていく大人たちを描いた物語。

　香織が企画を立ち上げて、プレゼンを通しても、結局海外の現地に出向くのは男性社員。子どものことを考えると、長期出張は無理だと諦める香織だが…。

※本作品は『タワマンに住んで後悔してる』（窓際三等兵：原作、グラハム子：漫画/KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました

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子どものこと

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