『ぼざろ』作者が激推しする青春音楽譚『ロックは淑女の嗜みでして』最新2巻も超過激!? 著者「帯のヒドさが売りです!!!」
公開日:2023/7/9
『ぼっち・ざ・ろっく』の作者・はまじあき氏が激推しする、お嬢様×ロック青春譚『ロックは淑女(レディ)の嗜みでして』(福田宏/白泉社)。そのコミックス最新2巻が2023年6月29日に発売され、早くもSNS上には「汗と熱気と罵詈雑言が素晴らしい」「ロックはこうでなくちゃ…!」といった反響が寄せられている。
同作は、男子禁制の超お嬢様学校に通う少女たちがロックに情熱を注ぐ青春音楽譚。とはいえ世間に広く知られている女子校生バンドものとは、だいぶイメージが異なるかもしれない。作中には華麗でお淑やかなお嬢様たちが美しく火花を散らしてシャウトする姿が描かれており、漫画家・はまじあき氏も第1巻が発売された際に「見た目と中身のギャップが最高! 淑女式作法のロックンロールに酔いしれた!」と推薦文を寄せていた。
物語の主人公は、一流の淑女だけが在籍を許される名門校「桜心女学園高等部」の生徒・鈴ノ宮りりさ。彼女は関東の不動産王・鈴ノ宮正を父に持つ令嬢なのだが、実は親の再婚によってお嬢様になっただけの元庶民だった。そのことをひた隠しながら何の刺激もない日々を過ごしていたある日、りりさはお嬢様学校に不相応なギターピックの落とし物を拾う。
落とし主は容姿端麗で品行方正、学年で最も憧れられる存在・黒鉄音羽。彼女にギターピックを届けた際に“ギター経験者”であることを見抜かれたりりさは、音羽の煽りに乗ってギターとドラムのセッションを行う。ここから彼女とバンドを組み、青春をロックに捧げることになるのだった。
とはいえりりさには、学園最高の淑女の称号「高潔な乙女(ノーブル・メイデン)」になるという野望がある。そのためには学園はもちろん、家族にもバンド活動のことは知られてはいけない。しかしコミックス最新2巻では、さっそく義理の妹・愛莉珠(ありす)に見つかってしまい…? 開幕早々、ドキドキの展開が待ち受けていそうだ。
また同作といえば、テンションがブチ上がった淑女たちの口汚い罵り合いも魅力の一つ。そもそも音羽は、演奏で熱くなると言葉遣いが下品で過激になり、セッションの後は毎度りりさと激しく罵り合っている。今巻も例に漏れず、彼女たちのトラッシュトークが繰り広げられており、読者の間で「口の悪さに磨きがかかってるwww」「海外での販売は難しいんじゃないかってくらい口が悪い(笑)」「お嬢様なのにあのキレ散らかし。このギャップと熱量が最高にたまらない」「口が悪すぎてもはや謎の爽快感がある」などと話題になっていた。
ちなみに著者・福田宏氏のツイートによると、最新2巻は「なんと言っても帯のヒドさが売りです!!!」とのこと。物語やお嬢様たちの罵り合いはもちろんのこと、過激な「帯」にもぜひ注目してほしい。