<連載⑤>野ねずみになって青空を見上げる『14ひきのぴくにっく』(童心社)

文芸・カルチャー

公開日:2023/7/15

ことしおかげさまで40周年をむかえる「14ひきのシリーズ」。
一作ずつご紹介する連載企画、第5回です。
今回は、1986年に刊行された『14ひきのぴくにっく』です。

ポケットえほん 14ひきのぴくにっく

作:いわむら かずお

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出版社からの内容紹介

きょうはなんていいてんき。おべんとうをもって、はるののはらへぴくにっくにでかけよう。すみれ、やまぶき、ちょうちょにかえる…。いろんなしょくぶつやいきものにあえるね。

春の朝。天気がいいので野原に出かけることにした14ひき。
おにぎりとすいとうを用意して、出発です。

野原に出ると、大きな青空!たくさんの花やいきものに出会います。

たんぽぽのはらで食べるお弁当は、格別のおいしさ。

「自然の中に生きるものたちにとっては、春はとてもよい季節。そんな春のよろこびを描きたかった」と作者のいわむらかずおさんは言います。

春をむかえた14ひき、ふだん生活している森をはなれて、野原へ出かけていきます。
森と野原では植物もいきものも異なるため、いわむらさんはじっくりと取材をおこなったそうです。

じつは、この本の表紙をめくった「表見返し」には森の植物、「裏見返し」には野原の植物が描かれているんです。
みなさん、ご存じでしたか?

14ひきのぴくにっく

作:いわむら かずお

ポケットえほん 14ひきのぴくにっく

作:いわむら かずお

14ひきのシリーズBセット(全3巻)

作・絵:いわむら かずお