ときめきトゥナイト展&ふろく展 行ってきました報告(集英社)

文芸・カルチャー

公開日:2023/8/9

ときめきトゥナイト展(東京会場)報告

少女漫画雑誌『りぼん』での連載開始から40年、現在も『クッキー』で連載中の『ときめきトゥナイト』。池野恋先生が描く不朽のラブコメディです。

どんな漫画かは、ここでは省略。

はじめての原画展が、東京で開かれました。もちろん行ってきました!

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池野恋先生の直筆サイン。サインペンでサササッと描いてしまうプロの技!

 

池野先生と言えば、漫画の連載と一緒にふろくが毎号毎号ついていましたよね。今も大切に持っている人! 思い出として心の中にしまっている人!

それぞれの思いがあふれて、ふろくの展示の前では、みなさん「ふろくトーク」が炸裂していました。

 

ノート、レターセット、立体の箱、イラストはなんとすべて描き下ろしでした!

 

りぼんの付録全部カタログ 少女漫画誌60年の歴史

著:烏兎沼 佳代

出版社からの内容紹介

月刊少女漫画誌『りぼん』の付録の歴史を1冊にまとめました!

カラー口絵4p+1色本文208Ppの本書は、りぼんのふろく同窓会の会場という設定です。
4pのカラー口絵は、迷いに迷って選んだ代表ふろく39点のカラー図版。 1色本文では、ジャンル別にふろくの歴史をたどったり、60年分の全ふろくの名前を表にしました。
ところどころに、コラムやまんが家の先生のインタビューもあります。
どうぞみなさんも、同窓会に参加した気分で楽しんでください。

東京に続いて、京都、富山で開催予定

東京会場は、大盛況のうちにお開きとなりました。

知らなかった!という方、大丈夫です。「ときめきトゥナイト展」は、この後、10月に京都で、12月に富山で開催の予定です。

どうぞ、蘭世やなるみや愛良に会いにいらしてください。

真壁くんの壁ドンコーナー。

 

「おまけ」と「ふろく」展(県立神奈川近代文学館)報告

しまった! 「ときめき展」だけでこんなに長くなってしまいました。

もう一つのご報告は、手短にいきますね。

こちらは横浜、港の見える丘公園内にある県立神奈川近代文学館です。

『「おまけ」と「ふろく」展―子どもの夢の小宇宙―』という企画展を見てきました。

グリコやカバヤ等のお菓子についていたおまけがズラーっと展示してあります。戦前、戦中、戦後と歴史をたどるようで、自由研究のテーマになりそうでした。

雑誌のふろくは、なんと大正時代のものからあります。

『りぼん』創刊より前の『少女ブック』のふろくもありました。

グッズ売り場で、関連書籍の販売もあります。

 

どうして「ふろく」はこんなに楽しいの?

暑い暑い夏ですね。

暑い夏、プール、プールバッグ、ふろく、と連想ゲームのようにまたふろく話が始まってしまいそうです。

どうしてふろくはこんなに楽しいのでしょう。『りぼんのふろく全部カタログ』の著者、烏兎沼(うとぬま)さんのあとがきから引用します。

消えてゆくモノたちだけがもつ、春の陽だまりのような愛おしいぬくもり、がんばって光ろうとするなつかしい故郷の虹のような美しさ、本誌をささえるたくましさ――。

あなたは、どう思いますか。

また機会があったらふろくの話をしましょうね。

では、お元気でお過ごしください。