ギャルパワーはやっぱり最強! 読めば読むほど元気をくれる『GALS!』/斉藤朱夏のしゅか漫画⑳
公開日:2023/8/19
今回紹介する作品は、藤井みほな先生の『GALS!』(集英社)。
天下無敵のコギャル・寿蘭が渋谷であばれまくる、怒涛の熱血純情ストーリー!
リアルタイムで『GALS!』と出会っていたら、完全に蘭みたいになりたくてファッションからいろいろなことを真似していただろうなと漫画を読みながら思った。
だってすべて最高なんだもん!
あ~、やっぱギャルって最高で最強~っていうギャルマインド的なものが空から降ってきた笑
私は大人になってから読んだけど、今出会えてよかった作品だなって。
とても背中を押された一冊で、大人になった今だからこそ響く言葉が多かった。
蘭のセリフで
「あたしの人生親の所有物じゃねーもん」
「誰のためでもねぇ自分のために生きるこったな!」
にグッときてしまった。
自分のために生きる。すごく大事だなって。
もちろん、自分のため?自分らしくってなんだろう?って誰もが悩むことがある。
けど、まずは自分のことを愛すことが自分のために生きるってことなのかな?と、私は思った。
人生一度きりだからこそ
その時間の中で自分がどれだけ楽しむことができるか、
この先の未来にどうやって色をつけていくか、
そんなことを考えるだけで、ワクワクしてしまう。
もちろん叶わない夢や目標だってあると思う。
でもそれでもいいんじゃないかな。
夢や目標を口にするだけでも。
だって言うのは、タダ(無料)じゃん?笑
タダだったら、たくさん言ったれ精神は大事だなと。
もしかしたら、言ったことを誰かが覚えていて叶えてくれるラッキーが起こるかもしれない。
「しれない」っていう、少しでも期待があるだけでもワクワクするよね。
でも期待はしすぎちゃダメね、その分ダメージも受けやすいからっ。
どんな自分になりたいかって夢を見るだけでもきっと色はついてくるはず。
自分のために生きることを難しく考えず、「なんだか楽しそう」くらいの気持ちでいれば、いつの間にか自分のために生きていっているのかもしれない。
この作品には背中を押してくれる言葉がたくさん詰まっています。
きっと人類皆、ギャルマインドがあれば最強になるのでは?と思ってしまった。
それくらい勇気や元気をくれる一冊です。
なんだか前に進めない。
答えはまとまっているけど、第一歩が踏み出せない。
ただただ元気を貰いたい。
そんな貴方にピッタリの漫画です!
<第21回に続く>【この記事で紹介したマンガ】
『GALS!』
(藤井みほな/集英社)