累計16万部超のSNS発ラブストーリー『一途ビッチちゃん』が涙の完結。怒涛の恋愛イベントに愛読者は失神寸前!?
更新日:2024/3/13
どれだけ長く付き合っている二人でも、「結婚しよう」という言葉の重みは変わらない。いつも一緒にいたって、人生の大イベントを前に、相手の気持ちは読み切れない。結婚したいと思っているのか。したいとしてどう言い出してほしいのか、いつ言い出してほしいのか……。
『一途ビッチちゃん7』(色のん/KADOKAWA)で描かれるのは、まさにそんな恋人の正念場だ。この第7巻は本シリーズの完結巻。中学時代から先輩と後輩という関係で一緒にいた二人が、やがて恋人になり、大学生とと社会人になり、本巻ではいよいよプロポーズを考え始めるフェーズとなる。
「一途ビッチちゃん」は色のん氏のSNSアカウントで連載されている作品で、大好きな先輩だけ愛する「一途ビッチちゃん」こと歩と、愛される先輩・悠生を主人公とするラブストーリー。2020年に第1巻を刊行し、現在は累計16万部を超えている(※電子含む)。
第1話から盤石のいちゃいちゃぶりを見せつけていた二人だが、恋の進行スピードはかなりの牛歩。恋人になるのも、キスをするのも、下の名前で呼び合うのも、じっくりすぎるほどの時間をかけ、いちいち激しく戸惑いながら経験していく。
そんな二人が、である。ついに初の「朝チュン」(!)を迎え、クリスマスイブにプロポーズをして、ついには結婚に至る――。長年の愛読者が失神しそうなほど怒涛の恋愛イベントが、今回の完結巻では繰り広げられている。
二人を取り巻くキャラクターたちのドラマも見逃せない。悠生の兄・遥太は職場の後輩・きっくーと恋仲になるし(※きっくーは悠生の同級生で彼に失恋している。詳しい事情は既刊を参照されたし)、歩の親友である委員長は結婚式前夜に号泣するし、歩パパは二人の結婚を許しつつも容赦ない粛清を下したり……と、てんこ盛りである。
不器用でひたむきな恋愛、そして自分を愛してくれる誰かと出会うことで変わっていく人々を丹念に描いてきた「一途ビッチちゃん」。その結末を、今ぜひ見届けてほしい。
文:タヌタヌ
■色のん
Xアカウント @iro_ironon