ショートケーキがレンチン4分で作れた! かわいいケーキやお菓子が失敗なしで簡単にできるレシピ
公開日:2023/9/9
わぁ~!と歓声をあげたくなるようなかわいいケーキやお菓子を見て、「こんなお菓子が家で作れたらなぁ」と思っていた矢先。これなら私にもできるかも、と思えるレシピ本に出合った。
それが『ホットケーキミックスや小麦粉で はじめてでも失敗しないかわいいお菓子&パン』(吉永麻衣子/主婦の友社)。本書に載っているこのおしゃれなショートケーキ、なんとレンジで作れるというのだ。
著者の吉永麻衣子先生は、こねずに作れる簡単おうちパンが人気の料理家さん。うちにもパンのレシピ本があるが、本当に簡単でおいしくて、おうちパンのイメージをガラリと変えてくれた。
お菓子作りは苦手だけど、麻衣子先生のレシピならなんだかうまくできそうな気がする! そこで本書の中から1つ作ってみることにした。
簡単なのに、お店のようなスイーツにみせるワザが満載!
本書を開くと、街のショーウィンドウに並んでいるような写真映えするお菓子がたくさん! ラッピングしてプレゼントしたくなるキュートなケーキやドーナツ、蒸しパン、スコーン…。第1章に掲載されているこれらのスイーツのレシピは、全部ホットケーキミックスで手軽に作れるものばかりだ。
このカップケーキも、ホットケーキミックスを使って混ぜて焼くだけの手軽なレシピ。焼きっぱなしの素朴なケーキも、カラフルなアイシングをかけると一気におしゃれな雰囲気になる。これぞ、“お店みたいなスイーツ”にみせる麻衣子先生のテクニック。
小麦粉で作れるお菓子のラインナップも多彩。ミキサーで生地を撹拌して焼く「ガーッとチーズケーキ」なんて、簡単すぎて拍子抜けするレシピだ。でも、できあがりはちゃんと本格派。手土産に持って行ってもきっと喜ばれるはず。
本書の後半には麻衣子先生の真骨頂、冷蔵庫で発酵するきりっぱなしパンや、人気のドーナツ、炊飯器を使ったパンやケーキのレシピもたっぷり。どれを作ろうか迷いに迷ったが、今回はやはり、冒頭で紹介した本書の中でもとびきりおいしそうなレンチンショートケーキに挑戦してみることにした。
ぐるぐる混ぜてレンジで4分、もうできた!「もこポンいちごショート」
材料はスーパーで手に入る身近なものばかり。型に使うのは、100円ショップでも買える小さな円形耐熱容器だ(今回使用したのは直径12cm)。フルーツは今はいちごがないので、旬のマスカットを使って作ることにした。
まず耐熱容器にバター(食塩不使用)20gを入れて電子レンジ(600W)で1分ほど加熱し、容器を傾けて内側にバターをまとわせる。
次に砂糖20g、卵1個、牛乳22gを加えてスプーンでよく混ぜる。
薄力粉45g、ベーキングパウダー6gを加えてさらに混ぜる。粉を加えたらあまり混ぜすぎないように。
粉が混ざったら、電子レンジ(500W)で4分加熱。容器と生地の間にすき間ができていれば、スポンジのできあがり!
逆さにするとパカッとはずれるので、ラップに包んで冷ましておく。
あとはスポンジを横3等分にカットして、生クリームとフルーツを飾ればできあがり!
フルーツと生クリームがたっぷりのショートケーキがこんなに簡単に自宅で作れるなんて! ショートケーキは生クリームをきれいに絞るのも難しいのだが、このケーキはミニサイズなので、おおざっぱにクリームを盛ってもカジュアルな雰囲気でかわいい仕上がりになる。
カットして食べてみると幸せな甘さが口いっぱいに! スポンジもちゃんとふわふわ、甘さ加減もちょうどいい。これなら誕生日はもちろん、旬のフルーツをちょっと贅沢に楽しみたいときにも気負いなく作れる。
このほかにも、ザッハトルテやロールケーキなど、レンジで作れるスポンジを使ったケーキをいろいろ収録。難しい工程がないので、子どもと一緒に作っても楽しそうだ。
簡単で失敗しらず、しかもかわいくておいしい麻衣子先生のスイーツは、作っても食べても気持ちがハッピーに! 今度の休日に、作ってみてはいかが?
文=齋藤久美子