眉毛を描くのが苦手な方は「とりあえず眉頭をそろえる」。メイクの“なんとなく変”を解決するヒント【第2弾】

健康・美容

更新日:2023/12/1

続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた
続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(吉川景都、BAパンダ/ダイヤモンド社)

 トレンドの変化によって、メイクの楽しみ方は変化する。だから、鏡の前で「いつもの自分」を見た時、もっと違う自分になってみたいという気持ちになることもあるのではないだろうか。

 そんな時におすすめしたいのが、いつものメイクをアップデートできる『続メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(吉川景都、BAパンダ/ダイヤモンド社)だ。

 本書は、累計20万部突破を記録した『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』の続編。今作でも、ワンパターンメイクからの抜け出し方を著者の友人で美容部員のBAパンダさんが紹介する。

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■左右の眉をそろえるポイントは「眉頭」にあった!

 顔の印象を左右しやすい眉毛は、メイク時に困りやすいパーツ。左右、同じ高さで描くことに苦戦を強いられやすい。だが、眉頭を「なんとなく」で描かないことを意識すると、ナチュラルな眉が作れる。

 BAパンダさんいわく、眉尻は多少非対称でも目立ちにくいが、眉頭がそろっていないと、左右のバランスがチグハグになってしまうそう。そのため、眉毛を描くのが苦手な方は完璧な形を目指すより、「とりあえず眉頭をそろえる」を意識すると、バランスのいい眉を時短で手に入れられる。

 眉頭は眉尻のようにしっかりと描くのではなく、アイブロウパウダーの一番淡い色をふんわりと乗せ、形を取りすぎないようにする。

 パウダーは「足りないかな」と感じるくらいでやめ、眉尻まで描いた後に描き足すやり方が失敗しにくいという。

 なお、眉頭を描く時はアイシャドウブラシを床と並行な横向きにし、力を入れずに下から上へ撫でるとよいとのこと。上級者はブラシを縦にして使い、1本ずつ描き足すと、完成度が高い眉になる。ぜひ、自分に合った方法でナチュラルな眉を手に入れてほしい。

■色の組み合わせに迷う…あるあるなアイシャドウの悩みも解決!

 近ごろは、色を楽しむメイクが流行り。だが、意外と悩むのが、アイシャドウの色合わせ。どの色をどこにどう使えばいいのかと困惑してしまう。

 そんな時は、まず使いたい色を1色チョイス。その色と相方になる色を探すと、しっくりくる組み合わせが選びやすいそう。

 また、「使いたい色をどう使いたいか」を考えるのも重要。例えば、ポイントに入れて目立たせたい時は、ビビッドなカラーは目尻に少し入れるのがおすすめだ。

 ちなみに、使いたい色が派手だったり、合わせづらいと感じたりした時は目頭側に自分の肌の色と近いベージュやゴールド、ピンクベージュなどのアイシャドウをオンすると組み合わせやすくなるそう。こうしたテクニックを知ると、挑戦したことがないカラーメイクにも興味が湧いてしまう。

■保湿クリーム一択じゃない!「乾燥」の原因を正しく知ろう

 基本に戻って、なんだかしっくりこないメイクの悩みを解決してくれるのはもちろん、正しいスキンケアのコツを知れるのも本書の魅力である。

 これからの時期、気になり始めるのが、乾燥。今のうちから、保湿クリームを準備している方もいるはずだ。だが、その乾燥がどんな原因から起きているのか突き止めないまま、いつものスキンケアに保湿クリームや美容液を、ただプラスするのはNG。乾燥を改善するには、自分がどんな時に乾燥するのかを知り、取り入れるアイテムや方法を考えていくことが大切なのだ。

 乾燥の原因を突き止めるのに役立つポイントは5つ。

①クレンジング時につっぱる
②洗顔をしたらつっぱる
③化粧水をつけた瞬間から乾燥する
④スキンケアをしてしばらく経つと乾燥する
⑤メイクをすると乾燥する

 これらの乾燥は、それぞれ原因が異なる。例えば、洗顔をした時につっぱる場合は、熱いお湯が原因である可能性があるため、36度くらいのぬるま湯に。スキンケア後の乾燥は乳液の量が原因となっている場合があるため、乾燥してくる箇所に乳液を重ねづけするとよいよう。

 悩んだ時はBAに相談するのも、あり。原因を突き止め、本当に合った保湿ケアをしていこう。

 本書には他にも、一重アイメイクのコツや推しに会う日のメイクポイント、男性美容のコツなども掲載。コミカルな文体のコラムと漫画で知識を得られるため、メイク初心者も手に取りやすい。

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 メイクは逆上がり。何度もやれば、どんどんうまくなる――。本書は、そんなBAパンダさんの言葉も刺さる。迷った日こそ基礎に戻り、昨日よりも今日の自分の顔を好きになっていこう。

文=古川諭香