個を認め合うやさしさがつまった絵本『ポコタのきのみ』作・しもからゆみ 発売(世界文化社)
公開日:2023/10/16
絵本のあらすじ
実りの秋。食いしん坊たぬきのポコタは、この頃食べても食べてもおなかがクウクウなります。
ポコタは、りすやねずみが冬に備えて木の実を埋めていることを知り、真似をしようとしますが……。
たぬきやりすの生態をベースにした、動物たちが生き抜くための冬支度の物語。
“ポコタもりすも、ねずみも、みんなそれぞれ得意なことがある”―個を認め合うやさしさを、しもかわらゆみが美しい水彩で描きます。
体の大きな人、足の速い人、いい声の人、物覚えのいい人、
機転の利く人、物事にじっくり取り組める人……みんなそれぞれ違います。
一つのことだけで比べると「できる人とできない人」になってしまうかもしれませんが、
いろいろなことで比較すれば、
そこには数え切れないほど多くの価値があると知ることができます。
ポコタのように、自分ではとるにたらないと思っていたことが
実は素晴らしい生きる力だったということもあるのです。
作者・あとがきより(一部抜粋)
ポコタのきのみ
作:しもかわらゆみ
出版社からの内容紹介
動物たちの生き抜くための冬じたく―
“やっぱりみんな、すごいんです!”
食いしん坊のたぬきのポコタは、りすやねずみが冬に備えて木の実を蓄えていることを知り、
真似をしようとしますが、うまくいきません。落ち込むポコタに仲間がやさしく声をかけて……。
しもかわらゆみが美しい細密画で描く、たぬきの生態ベースにした冬支度の物語。
「みんなそれぞれ得意なことがある」、個を認め合うやさしさがつまった、心あたたまる作品です。