16室あるアパートに強盗が侵入。 203号室に強盗が隠れている確率は何%?/とけるとゾッとする こわい算数④
公開日:2023/10/30
『とけるとゾッとする こわい算数』(小林丸々:作、亜樹新:絵/ポプラ社)第4回【全6回】
累計35万部突破の「本当はこわい話」シリーズ(角川つばさ文庫)の著者、小林丸々氏の新シリーズが登場! 算数の問題と思いきや、問題文をよく読み、裏に隠された意味や答えがわかるとゾッとしてしまうショートストーリー集です。問題のあとには、回答だけではなく、解き方とゾッとするポイントの解説がついています。算数、怖い話、謎解きが一緒に楽しめる『とけるとゾッとする こわい算数』で、新感覚の算数の世界をお楽しみください。
問題19 室内に
有川アパートの一室に強盗が侵入しました。
男は、タンスや机の引き出しを次々と開けると、金目の物を自分のカバンに放りこんでいきます。
有川アパートにある部屋は、全部で16室。
残業を終えて帰宅したアンナさんが、アパートの廊下を歩いています。
赤いヒールのカツカツという靴音が響きます。
ヒールは、彼女の自室である203号室の前で止まりました。
カバンから取りだしたカギで玄関ドアを開け、アンナさんはゆっくりとノブを引きます。
真っ暗な室内。物音はありません。
さて、問題です。
息をひそめた強盗が、203号室に隠れている確率は何%でしょうか?